ハーレーダビッドソンジャパンは1月3日、グランドアメリカンツーリングモデルのストリートグライド及びロードグライドの2025年モデルを発表した。クロームとブラックのトリミングやそれぞれ7つの新色やファクトリーカスタムペイントを含めた豊富なカラーが用意され、合計16のバリエーションから選択が可能だ。価格は未発表。価格も含めた日本仕様の詳細は2025年3月以降、改めて発表される。
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ストリートグライド/ロードグライド
ストリートグライドとロードグライドモデルの大きな特徴は、外観では空力的に優れた大きなフェアリングカウルを設けていることと、リア両サイドに積載性の優れたパニアケースが備わっていることだ。これにより長距離ツーリングも快適にこなすバイクに仕上がっている。
ストリートグライドとロードグライドに積まれるエンジンはシリーズ最高の空冷45度Milwaukee-Eight 117で、117とはキュービックインチという排気量の単位を指すので、1,923ccということになる。ハーレーの伝統でもある空冷に現代でもこだわり続け、厳しい排ガス規制にも考慮されている、とても優秀なエンジンなのだ。気筒あたり4バルブが採用されているので2気筒で8バルブあるのでエイトと名付けられている。ちなみに、Milwaukee-Eightはハーレーのビッグツインエンジンの歴史では9代目のエンジンで、2017年以降のグランドアメリカンツーリングモデルやクルーザーモデルなどのビッグツインモデルに搭載されている。V型2気筒のエンジン特性も相まって、迫力あるトルクを発生させ、高速ツーリングでも快適なエンジンとなっている。大きな車体とエンジンで重量は360kgオーバーと重量級だが低いシート高のおかげで、取り回しも気が楽だ。
ストリートグライドとロードグライドについては、基本構造は共有されているので大きな違いはフェアリングとそのマウント方法の違いである。ストリートグライドがハンドルマウントのバットウィングフェアリングなのに対し、ロードグライドはシャークノーズフェアリングがフレームマウントされている。違いが気になる方はハーレーにて、試乗しみてはいかがだろうか。
STREET GLIDE(ストリートグライド)[2025]
象徴的なバットウイングフェアリングの形状は数値流体力学に基づいて設計されており、全体的なエアロダイナミクスとライダーの快適性を向上させている。LEDライトシグネチャーライトはボディワークと一体化されており、走行中の視認性を高めるとともにスリムでシームレスなビジュアルを生み出している。
ブラックアウトまたはポリッシュ仕上げのエンジンやパーツ、そしてユニークなファクトリーカスタムペイントを含めた豊富なカラーなど、魅力的な計16のバリエーションから選択が可能。
STREET GLIDE[2025] 主要諸元
・全長:2,410mm
・ホイールベース:1,625mm
・シート高:715mm
・車重:368kg
・エンジン:空冷45度 Milwaukee-Eight 117 1,923cc
・最高出力:107HP(80kW)/5,020rpm
・最大トルク:175Nm/3,500rpm
・燃料タンク容量:22.71L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=130/60 B19M/C 61H / R=180/55B18 M/C 80H
・価格:未定
ROAD GLIDE(ロードグライド)[2025]
クラシックなシャークノーズバガーデザインで知られる象徴的なロードグライドは、伝統と現代的な快適性や接続性を融合させ、先進的なエンジニアリングと直感的なテクノロジーを備えている。
こちらもブラックアウトまたはポリッシュ仕上げのエンジンやパーツ、そしてユニークなファクトリーカスタムペイントを含めた豊富なカラーなど、魅力的な計16のバリエーションから選択が可能。
ROAD GLIDE[2025] 主要諸元
・全長:2,410mm
・ホイールベース:1,625mm
・シート高:720mm
・車重:380kg
・エンジン:空冷45度 Milwaukee-Eight 117 1,923cc
・最高出力:107HP(80kW)/5,020rpm
・最大トルク:175Nm/3,500rpm
・燃料タンク容量:22.71L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ダブルディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=130/60 B19M/C 61H / R=180/55B18 M/C 80H
・価格:未定
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