ビンテージハーレーの中でも人気がある憧れの1台、アイアンスポーツ。
今回ご紹介するアイアンオーナーはハーレーマニアでも、ビンテージバイクマニアでも無いアパレル系お洒落男子。
「憧れのアイアンに乗りたくて!」ではなく、「理想のスタイルを探し求めた結果、たまたまこのバイクを選び、今の形になりました!」的なアイアンスポーツ。
今回はその出会いとカスタムの詳細をご紹介します!
目次
アイアンスポーツ?スポーツスターじゃないの?
す、すみません。ハーレー音痴なので…詳しく知りたい方は他の方のサイトで調べてください笑
ただ、音痴の私が知っている事は…
・スポーツスターのエンジンには「ショベルヘッド」と「エボリューション」の2種類がある
・「ショベルヘッド」のシリンダーとヘッドが鋳鉄製(「エボリューション」はアルミ製)
・「ショベルヘッド」は鉄(IRON/アイアン)製のシリンダー/ヘッドのスポーツスターなので、「アイアンスポーツ」と呼ばれる
つまり、分かりやすくまとめると、スポーツスターの中でも鉄のエンジンが乗った古いモデルを通称「アイアンスポーツ」と呼ぶそうです!
知っていることは以上!笑
これ以上深い話は辞めておいて、ここからはアパレル系男子のアイアンをご紹介致します!
購入したきっかけは?
『今から10年程前、SRを購入したんです。もちろんSRも楽しかったのですが…半年ほど乗った時、やっぱり「ハーレーに乗ってみたい!」という衝動にかられ、その勢いで大型免許を取得しました。』
やっぱりハーレーって???
『元々アメリカが大好きで、洋服もアメリカ物を好んで着ていたこともあり、ハーレーに対する憧れがあったんです。ただ、ハーレーに対する知識はなく、特にこれといって欲しいモデルがある訳でもなく笑、ハーレー乗りの先輩に相談した結果…。「せっかく買うならアイアンでしょ!」とのアドバイスを受け、現物を見て、直感でアイアンを即決しました!』
と楽しそうに語ってくれたのはオーナーの"いのっち"さん。
直感でスポーツスター、その中でもアイアンを選ぶとは流石のセンスですね!
『実は…アドバイスを頂いた先輩のハーレーが旧車だったことも、アイアンがスポーツスターであることも、そのアイアンが旧車であることも、購入した後、調べて知りました(笑)そんな感じでノリと勢いと見た目で僕のハーレーライフ(=波瀾万丈な旧車ライフ)がスタートしたんです。』
カスタムのイメージは?
『目指したのは「オリジナルに見えてオリジナルではない」。テーマは"60-70年代の良いとこどり"です!』
むむむ、どういう事ですか?笑
『アイアンスポーツには900ccの前期型と1,000ccの後期型があり、後期型の方が時代の流れで部品が色々大きくなっていくんです。カスタムイメージは前期型と後期型の融合(60年代+70年代)で、ソリッドな70年代アイアンスポーツ。一見「どこがカスタムされているかわからない」と言われます!』
ハーレーもアイアンも詳しくなくて恐縮ながら、素人目にもバランスが取れたカッコ良いバイクだなぁ、と初めて拝見した時からずっと感じていました!
『全てがコンパクトに見えるように、どこに行っても悪目立ちせず恥ずかしくない、凛としたアイアンスポーツに仕上がってると自負してます。』
「悪目立ちせず、凛とした…」良い表現ですね!私も自身のカスタム説明時、このワードをパクらせて頂きます笑
カスタムの詳細
では、ここから、その拘りのカスタム内容についてご紹介します。
フロント周り
・ハンドル:ネオファクトリー製バックボーンハンドル(80年代スポーツスターのハンドルをサンプリングしたもの)
・ブレーキマスター:シルバーのグリメカ風(刻印がないもの)をチョイスして統一感UP
・メーター:通称「ミッキーマウスメーター」から、70年代FXシリーズメーターに変更(前期のアイアンスポーツにも使用)
・ミラー:スーペリア製ビンテージミラー
センター周り
・キックペダル:V-TWIN製を後付け
・シート:60年代ショベル用シートを流用(前期のアイアンスポーツにも採用されていたもの)
・グリップ/フットステップ:シートと同色の白に統一
・点火:ポイントからセミトラに変更(ダイナSをインストール)
リア周り
・マフラー:ドラッグパイプでレーシーに、そしてシンプルに(バッフル入り)
・パッセンジャーペグ:純正ではリアサスの根本に付いているものを、専用ステーを使用し移設(60-70年代アイアンをイメージし、目立たなくした)
・ウインカー:LEDのマイクロウィンカーに変更(フロントはフレーム前下部にステーで、リアはシートステーに加工して装着)
・テールランプレンズ:ブルードット付きのものを採用してアメ車風に変更(ピンクに光る)
アパレル系男子からカメラマンへ!
アイアンオーナーのいのっちさん。記事の冒頭でアパレル系男子と紹介しましたが、実は最近ライフスタイルを見直され、某セレクトショップのスタッフからカメラマンに転身されたばかり!
今回の記事に使用させて頂いた写真も全てカメラマンいのっちさんが撮影された写真です。美しいですよね!
カメラマン活動の被写体もメインはもちろんバイク!
スナップ写真から走行写真まで、依頼主の元に出向いて撮影する出張スタイル。
バイク以外の写真も可能ですが、スタジオ撮影というよりは屋外撮影中心に活動されています。
尚、カメラマン活動のテーマは
"IN THE WIND"
-That time was a moment(その時は一瞬だ)-
まさに「屋外で風を浴びながら、最高の瞬間を残す」というコンセプトと、彼の売りであるスピード感とフットワークの軽さを表したテーマですね!
出張先には何で向かうかって?もちろん足は愛車のアイアンですよ!
Instagram「いのっちさん」
https://www.instagram.com/usk.inokuma
WEB SITE「IN THE WIND(カメラマン活動)」
https://one-chance-life.jimdosite.com/
アイアンライフ10年目の2025年
来年、2025年はいのっちさんがアイアンと出会って10年目となる節目の年。
仕事も遊びも、今まで以上に濃いアイアンライフとなるでしょう!
私の走行写真も撮影依頼しなきゃ!
Instagram「みんなの単気筒」
https://www.instagram.com/minnano_tankito
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