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ホンダはヨーロッパにて、大型アドベンチャー「X-ADV」の2025年モデルを発表した。新たにクルーズコントロールや新型4wayスイッチを採用し、DCTも改良。ウィンカーが一体化したヘッドライトを搭載する。フェアリング、シートのデザインなどもリファインされた。
価格、発売時期は未定だ。
目次
新機能&改良でATアドベンチャーツアラーの使い勝手を高める!
2017年に登場したX-ADVは、他に例のないスクータースタイルのアドベンチャーモデル。エンジンはオンロードモデルのNC700に由来する、排気量749ccの水冷並列2気筒を採用。DCT(デュアルクラッチトランスミッション)を採用していることで、クラッチ操作のないオートマチックなシフトチェンジが可能だ。2021年に受けたモデルチェンジにより、角ばったスタイリングとフルカラーTFT液晶メーターも獲得。兄弟機としてミニマムな「ADV160」もラインナップされており、オン/オフを問わない独特のクロスオーバーモデルとして個性を放つ。
今回、ヨーロッパにて発表された新型は、21年以来の大幅なモデルチェンジを受けている。フェアリングのスタイルが一新され、従来からさらに直線的な基調にリファイン。シート、スクリーンも快適性を重視した形状に改良されている。また、新形状の4方向スイッチを左ハンドルに設置し、マルチファンクションな5インチTFT液晶メーターの操作が可能となった。さらに大きな違いとして、従来別体だったフロントウィンカーがヘッドライトに一体化。顔つきが鋭くスマートになったほか、DRL(デイタイムランニングライト)、X-ADVのインジケーターも採用されている。
変化は外見のみならず、機能面にも及んでいる。エンジン出力は従来同様の43.1kW(58.59PS)/6,750rpmだが、新たにクルーズコントロールを標準装備した。改良されたエクステリアと相まって、ロングツーリング時の快適性がさらに高まる嬉しい機能だ。さらに外見ではわからないが、車体の素材には環境負荷の少ない再々プラスチック「デュラビオ」やバイオマスプラスチックを使用している。ホンダが掲げる2050年までの「持続可能な材料の使用率を100%にする」目標に向けた、ホンダのバイク初の試みだ。
そんなヨーロッパ仕様の価格、発売時期は未発表だが、カラーバリエーションはブラック、グレー、ホワイトの3に加え、スペシャルエディションのイエローも登場。国内仕様の新型X-ADVの仕様に関する続報にも期待していきたい。
モデルチェンジした2025年式のX-ADV(ヨーロッパ仕様)ルックス、各種装備をアップデートしている。
外見上の大きな変化はウィンカー一体型のDRL(デイタイムランニングライト)だ。スタイルも刷新されている。
X-ADV(2025:海外)
グラファイト ブラック
パール グレア ホワイト
マット ディープ マッド グレー
マットゴールドフィンチイエロー
X-ADV(2025:海外)主要諸元
・全長×全幅×全高:2215×940×1370
・ホイールベース:1590mm
・シート高:820mm
・車重:237kg
・エンジン:水冷4ストローク並列2気筒OHC4バルブ 745cc
・最高出力:58PS/6750rpm
・最大トルク:69Nm/4750rpm
・燃料タンク容量:13.2L
・変速機:6段(DCT)
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70R17 M/C(58H)、R=160/60R15 M/C(67H)
・価格:未発表
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