日本でも購入できるFELO-EVが重慶ショーに出展。その中に「M壱」をベースにオフテイストに仕上げたマシンが登場していた。ディテールを紹介していきたい。

前後に大型キャリアを備える姿はまさに「モトラ」

中国発のバイクメーカー、FELOテクノロジーは、ジャン・ジンギー(Zhang Jingyi)氏が上海のホンダから独立したデザイン会社が前身。このルーツからか、往年のホンダの名車を思わせるスタイルの電動モデルを多数発表している。日本にも代理店より、「M壱」「FW-03」などの新モデルが導入されており、国内でも入手が可能だ。

そんなFELOが9月に開催された重慶モーターサイクルショーに出品した新モデルは、1982年にホンダから登場した50ccレジャーバイク「モトラ」を思わせるオフロードスタイル。車体のベースは既存の「M壱」と共通の様子だが、前後に装着された巨大なキャリアやブロックタイヤは、まさに電動モトラというべき完成度の高さだ。M壱と同様のスペックであった場合、定格出力は0.4kWで日本での免許区分は原付1種。充電時間は5時間、航続距離は40km、最高速は35km/hとなる。ホイールサイズは前後8インチに対して前8/後7インチだ。

注目したいのはフロントホイール。何やら赤いケーブルが伸びているのは、インホイールモーターのためだと思われる。かつてのモトラはその重機的なルックスに似合う走破性を実現するため、副変速機によるローギアモードを採用しており、最大23度もの傾斜を登坂する能力があった。今回発表のモデルも前輪駆動によって、モトラよろしい走破性を実現しているようだ。こんな2WDの電動モトラについて、編集部では2023年に期待の新モデルとして予想したことがあった。ホンダからではないが、その予想が実現した形だ!

価格や国内導入予定は不明だが、希少なモトラのスタイルを便利に楽しめるファンバイクであれば、日本でも気になるライダーは多いはず。今後の続報に期待したい。

また、FELOは10月19日(土)開催予定の「Webike Festival 2024」にも登場予定。M壱に試乗することもできる!イベントの詳細は下記まで。
https://www.webike.net/special/festival2024/

2024-09-23-11-35-35_Q1A5364

8インチのフロントホイールには赤いケーブルが伸びる。インホイールモーターで2WDを実現しているのだろう。

FELO M壱 主要諸元(参考)

・原付一種クラス
・全長×全幅×全高:1195mm×565mm×805mm
・ホイールベース:800mm
・シート高:600mm
・車重:49.5kg
・定格出力:600W
・最高出力:1.20kW
・バッテリー容量:960Wh(48V 20Ah)
・充電時間:5-6時間
・ブレーキ:F=ディスク、R=ドラム
・タイヤ:F=3.00-8、R=3.50-8
・航続距離:45km(FELO Technologyラボが行ったNEDC作業条件における30km/hのテストデータ)
・価格:43万7,800(税込)

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