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惜しまれつつ生産を終了したヨンヒャクの名機・CB400スーパーフォアに代わる、400cc・4気筒モデルの存在が噂されている。最新情報ではこれに最新技術のホンダE-クラッチシステムも搭載される、との噂も。さっそく詳細を検証してみよう!
情報提供元:月刊オートバイ2024年3月号(2月1日発売)
CG:宮窪伸治
目次
抜群の乗りやすさにラクチンさが加わる!?
1992年の登場以来、400ccクラスをリードしてきたロングセラーのCB400SF。直列4気筒による圧倒的な乗りやすさと完成度を誇ったが、2022年モデルで惜しまれつつ殿堂入りしたのは記憶に新しい。
だが本誌既報のとおり、ホンダが中国で500cc4気筒モデルを開発中との噂があり、その400cc版が日本で出るのでは、という噂がある。さらに新情報によると、ホンダE-クラッチが搭載される模様だ。
これはクラッチ操作不要で運転でき、通常のマニュアル操作も可能な新技術。イージーさを加えた新CBが2024年末に復活することを期待したい。
CB400F[HONDA]画像は編集部作成のCG。予想登場時期:2024年秋
CB400F[HONDA]画像は編集部作成のCG。予想登場時期:2024年秋
CB400SUPER FOUR[HONDA 2022]直4ネイキッドの決定版として人気を博し、教習者でも活躍。長年400唯一の4気筒だったが、排ガス規制で生産終了に。
MTの楽しみとノークラッチの快適性を両立
ホンダE-クラッチは、クラッチレバーを使う、使わないを常に選べるのがポイント。システムONではレバーなしで発進から停止まで電子制御され、エンストもしない。ただしギヤ変更は足元のペダルで行う必要がある。一方、レバーを握るだけで瞬時に通常のマニュアル操作に移行。ラクチンなのに操る楽しさを一切損なわない。
多彩なセンサーからの情報に基づき、エンジン右側にある 2つのモーターがクラッチを繊細に制御。変速ショックによるギクシャクも少ない。既存エンジンに搭載でき、採用拡大が見込まれる
中国のヨンヒャク人気を背景にカムバックなるか
中国はZ900RSやクロスカブ110など丸目のモデルも支持されるお国柄。またCB400SFの生産終了後に登場したカワサキの直4スポーツ、ZX-4Rも好調。ハーレーのX350は中国生産で、現地向けに販売されるなど、400cc前後のクラスが活況を呈している。
これに対抗する動きとして、ホンダが中国に向けに新型の4気筒モデルを開発するのでは、と噂されているのだ。
コンセプトは不明だが、やはりCB400SFのような乗りやすさと速さを期待したい。ここに通常のマニュアル操作のほか、クラッチレバー不要でラクチンに運転できるEクラッチが加われば、まさに「鬼に金棒」だろう。
なお、今回のCGではCB750F風のデザインを採用。かつて400ccクラスで同様の外装を採用したホークⅢから予想してみた。
国内の400ccクラスではホンダのGB350を筆頭に、ZX-4Rとクルーザーのエリミネーターが好調。ここにクラスの盟主だったCB400が最新のEクラッチを引っ提げて復活すれば、一段とクラスが盛り上がるのは必至だ。
CB400FOUR[HONDA 1974]流麗なスタイルで未だ人気の高い通称ヨンフォア。2024年末は登場50周年にあたり、このスタイルでCBが復活する可能性も?
CBX400F[HONDA 1981]1981年に登場し、現在プレミア人気を誇る。ドレミコレクションのCB400SF用外装キットが大反響なのでこっちの方向性もアリ?
ホンダモーターサイクル上海の起爆剤になるか? 大型バイク入門車として500cc版を開発か
ホンダは中国で大型バイクの販売を主な業務とする新会社「ホンダモーターサイクル上海」を年末に設立した。中国で500cc以上とされる大型二輪事業の強化が狙いだ。2022年、中国で200cc以上の中~大型バイクの販売台数が80万台を超え、世界第2位の市場に成長。中国メーカーも続々と大型バイクを投入している。ホンダも新会社でこれに対抗すべく、新型の4気筒500ccを起爆剤として投入する可能性がありそうだ。
中国の大都市圏で500cc以上の大型モデルを扱う販売店を展開。
CBR650Rは日本円で約220万円、ゴールドウィングツアーは約900万円と日本の2倍近いプライスだ。
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