
ネオレトロなレーサーをイメージした新作XSR900GPに、懐かしカラーの外装セットが用意されることがわかった。詳細は未発表だが、これはどう見てもRZV500RとFZ400Rカラー。大阪モーターサイクルショーで初公開される!
目次
ノーマルはYZR500レプリカだが、外装セットでさらに化ける!
2022年型でフルチェンジしたXSR900をベースに、1980年代のWGPマシン=YZR500を彷彿とさせる外装を与えたXSR900GP。
新設計のセパレートハンドルや位置調整可能なステップにより、ライディングポジションもレーシーにアレンジした。これに合わせ、サス設定やアルミ製ステアリングステムを採用し、スイングアームをロング化するなど車体もリファインされている。
ノーマルではハーフカウルだが、純正オプションでアンダーカウルが設定され、フルカウル化も可能だ。
車体カラーは80年代YZRを象徴するマルボロカラー風の白×赤、1991年型TZR250R(3XV)などを喚起させる黒×銀を用意。
これだけでも実に懐かしいのだが、さらに80年代風の外装セットが2種類スタンバイされている模様。3月15日の大阪を皮切りに開催されるモーターサイクルショー(以下MCショー)のヤマハブースにXSR900GPの実車が展示され、同時に世界初公開の外装セットが参考出品されるのだ。
市販予定車のXSR900GPに、ワイズギアによる参考出品アクセサリーの外装セットを装着した2台。
「外装セット ホワイト/レッド」を装着。今回紹介する車両はタンデムステップ、タンデムベルトを取り外している。
同じく参考出品アクセサリーの「外装セット ホワイト/ダークブルー」装着車。
憧れの2ストレプリカ旗艦RZV500Rを現代に再現!
外装セットの詳細は未発表だが、これらは明らかに1980年代のレーサーレプリカであるRZV500RとFZ400Rのオマージュだろう。まず外装セット ホワイト/レッドの詳細を見ていこう。白×赤の車体色に紺ラインが入るカラーは、まさにRZV500Rだ。
こちらはオプションのシングルシートカウルを装着したRZV500R。こちらの方が外装セットにより近い。
外装セット ホワイト/レッドの真横。ホイールは金色にしたい?
TT-F3レーサーと共同開発、FZR400Rが令和に甦る!
続いて、外装セット ホワイト/ダークブルーの詳細だ。1984年に誕生した4ストレプリカ、FZ400Rのカラーによく似ている。FZ400Rは、初代TT-F3王者に輝いたレーサーFZR400直系で、当時大人気となった。
RZV500Rと同じく1984年に投入されたFZ400R。4スト直列4気筒をスチールフレームに積み、TT-F3ワークスレーサーのFZR400と共同開発された。
FZ400R。XSR900GPと同じく、当時こちらにもオプションのアンダーカウルが発売された。装着車両は外装セットにソックリだ。
外装セット ホワイト/ダークブルーの真横。様々な参考出品アクセサリーを装着する。
外装セットは車両発売の後、早くて秋頃になるか?
ヤマハはXSR900GPの日本発売を「2024年夏以降」とアナウンスしている。今回の外装セットは車両の発売より後になるようだ。となれば早くて秋頃登場か? 外装一式が全てセットで塗装済み。価格は未定だ。
80年代に青春を送ったオジサンのハートを直撃するXSR900GP。外装セットは、その魅力をより増してくれる。あの頃のマシンに乗っていたライダーや、買いたくても買えなかった人には感涙必至。気分に合わせて外装を着せ替えるのも楽しそうだ!
XSR900GP欧州仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2160×810×1180mm
・ホイールベース:1500mm
・シート高:835mm
・車重:200kg
・エンジン:水冷4ストローク並列3気筒DOHC4バルブ890cc
・最高出力:119PS/10000rpm
・最大トルク:9.5kg-m/7000rpm
・燃料タンク容量:14L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=Wディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=120/70ZR17、R=180/55ZR17
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いっそ普通の四角か丸目二灯にしてくれるともっとかっこいいのにね