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S1000RR(999cc)
オーナー:ぽんさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはBMW「S1000RR」、オーナーは「ぽん」さんです。
誰しも「憧れのバイク」というモデルがあると思いますが、BMWのS1000RRはそんな機種のひとつではないでしょうか。2009年の発売時、ボクサーツインスタイルを大事にするBMWというイメージを、大きく変貌させたのがこのS1000RR。スーパーバイク世界選手権(WSBK)へも参戦し、BMWのスポーツイメージを一気に高めました。発売当時はアシンメトリーなヘッドライトで、遠目にもすぐにわかる独特なスタイリングを持ち、レーシーなスタイルと個性を両立させたモデルとして知られました。
今回紹介する「ぽん」さんのS1000RRは、ユーロ5に適合した2022年モデル。LED灯火の採用を機に異形ヘッドライトは左右対称になりましたが、曲線基調のスタイルはヤッパリ個性的なまま。もちろんスーパースポーツらしいハイメカも搭載しており、可変バルブやBMWシフトカムといった装備で207PS/13,500rpmの高出力を発揮。それでいてクルーズコントロールや充実の電子制御で、ツーリング性能も兼ね備えています。
そんなS1000RRに「新型が発表されたときに完全に一目惚れだった」というぽんさんは「実際に保有してみても個人的には文句のつけようがない憧れであり理想のバイク」とべた褒め! とはいえイイところばかりではなく、ランニングコストや外国車ならではの苦労もコメントいただいています。憧れのバイクを現実にしたライダーのインプレ、同じ憧れを持つライダーは必見です。
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
2019年に新型が発表されたときに完全に一目惚れだった。ただ、当時はまだ学生だったので買えるはずもなくただただ憧れのバイクと言う位置づけだった。
社会人になって大型バイクにステップアップしたが、いきなりリッターSSは怖いのと予算オーバーのため候補には入れなかった。2年ほどして金銭的に余裕が出てきたのと当時乗っていたninja1000sxが思いの外高く売れそうだったので、mottoradでの試乗後にそのまま売却して憧れのS1000RRを契約した。
■長所
とにかく見た目。何よりも見た目。うちの子が1番イケメン。見た目以外では、妥協のほぼない純粋なSSなところも推しポイント。シフトカムのお陰で低速も扱いやすく、ハイカムに切り替わるとさらにスムーズに無限とも思えるパワーが出てくる。
逆回転クランクの恩恵なのかある程度スピードが出ていても(回転が高くても)、筋力も体重もない自分でも倒し込み等が重いと感じることもない。シフターもninjaとは比べ物にならないくらいスムーズでショックもないし、ラグもない。電制サスも半ば初心者の自分にとってはとてもありがたく、大きすぎる姿勢変化がなくて安心してハードブレーキをかけられる。ブレーキングに関してはインテグラルブレーキのおかげもあるのかなとも思う。
サーキットではかなりバイクに守られアシストされているので、エンジョイ勢としてはとても楽に楽しく走らせられている。また、ツーリングとなってもSSにしてはポジションがやや楽で、クルコンや停止時のリアブレーキ保持などもあり、1日300キロ超のツーリングでも疲労困憊とはならず楽しく終われる。
乗り始める前までの「SSでのツーリングは我慢」といったイメージは完全に払拭。実際に保有してみても個人的には文句のつけようがない憧れであり理想のバイク。
■短所
特にはないが、各パーツが高いので転倒や立ち転けへの恐怖感と盗難対策への余計な出費くらい。純正オプションのサイレンサーが約20万なので右側には絶対に倒せない。。
■これから買う人へのアドバイス
個人的にはバイクは見た目が1番だと思うので、このイケメンが好みなら買いかなと。ただ、納車当日にスロットルボディの故障でレッカーされた経験があり、ネットを見ていても夏場は高熱でエンジンがかからなくなる人もいる等、どうしても国産車のようにはいかない部分があるので、そのあたりが容認できない方は後悔するかなと思う。
維持費もメーカー保証を維持するためには1年点検で約2万、オイル交換もオイル代だけで1.5万等、国産車と比べると微妙に高いのでそのあたりも困らない方向けなのかなと思う。
S1000RRのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.60
評価人数:970人
新車平均価格:287.86万円
中古車平均価格:216.14万円
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