
ロイヤルエンフィールドから、大型ロードスポーツ「CONTINENTAL GT 650(コンチネンタルGT650)」のモデルチェンジが発表された。新色の追加、LED灯火類、スイッチ類の変更が加えられているほか、スポーティーさに磨きを増したキャストホイールモデルが新登場する。
国内にはピーシーアイが導入を行い、10月から発売開始。ラインナップは「スタンダード」「カスタム」「ダーク」「スペシャル」の4種で、価格は97万200円から。全国のロイヤルエンフィールド正規取扱店にて販売を行う。
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キャストホイールの「ダーク」が新登場! スタンダードも細部装備を更新
インド発のメーカー、ロイヤルエンフィールドはクラシカルな空冷モデルを多数ラインナップすることで知られているが、その中でも最大排気量のカフェレーサースタイルのネイキッドがコンチネンタルGT650だ。搭載するエンジンは648ccの空冷並列2気筒270°OHCで、同社の「INT650」「スーパーメテオ650」と共通。出力は47.5PS(34.9kW)/7150rpmと、パワーだけを見れば水冷スポーツエンジンに及ばないが、イギリスのフレームメーカー「ハリス・パフォーマンス」により設計された専用フレームと前後18インチのホイールにより、独特の走行フィーリングを発揮。コンチネンタルGT650はINT650と似たシルエットながら、より戦闘的なシングル風シートとセパレートハンドルを装備し、バックステップを採用。スポーツイメージを強めた差別化となっている。
今回のモデルチェンジでは、従来オーソドックスなハロゲンバルブを採用していたヘッドライトをLEDに刷新。新装備としてアルミ製スイッチボックスと新デザインのグリップ、USB充電ポート、アジャスタブルな可変レバーを採用。性能面ではリアショックをピギーバックタイプの別体型ガス封入式とした。これらの変更に加えて、新たに追加されたバリエーションモデル「Dark(ダーク)」が新ラインナップ。エンジン、エキゾーストシステムをブラックアウトし、さらに鋳造のアロイホイールを標準装備。タイヤもチューブレスが採用されており、リアにはラジアルが設定された。
従来のバリエーションも継続採用されているが、価格は全体的に高まり、「スタンダード」が97万200円と従来から9万7900円のアップ。「カスタム」が99万円で10万1200円のアップ。「スペシャル」が102万5200円で10万4500円のアップとなった。新登場の「ダーク」は107万7500円の設定となる。発売は2023年10月からで、全国のロイヤルエンフィールド正規取扱店で販売中。

2018年の発売以来、初の大きなアップデートを遂げたコンチネンタルGT650。「ダーク」はキャストホイール、ブラックアウトされたエンジンが特徴だ。

ヘッドライトはハロゲンバルブからLEDに更新されたが、レンズカットは引継ぎ、クラシカルな雰囲気を残している。
CONTINENTAL GT650 STANDARD(2023)
発売日:2023年10月
メーカー希望小売価格:¥970,200
Rocker Red(ロッカー・レッド)
British Racing Green(ブリティッシュ・レーシング・グリーン)
CONTINENTAL GT650 CUSTOM(2023)
発売日:2023年10月(受注限定モデル)
メーカー希望小売価格:¥990,000
Dux Deluxe(デュー・デラックス)
CONTINENTAL GT 650 Dark
発売日:2023年10月
メーカー希望小売価格:¥1,017,500
Apex Grey(アペックス・グレー)【新色】
Slipstream Blue(スリップストリーム・ブルー)【新色】
CONTINENTAL GT 650 Special
発売日:2023年10月
メーカー希望小売価格:¥1,025,200
CONTINENTAL GT650(2023)主要諸元
・全長×全幅×全高:2,119×780×1,067mm
・ホイールベース:1,398mm
・シート高:820mm
・車重:211kg
・エンジン:空冷4ストローク並列2気筒 SOHC4バルブ 648cc
・最高出力:47PS(34.9kW)/7,150rpm
・最大トルク:5.33kgf(52Nm)/5,150rpm
・燃料タンク容量:12.5L
・変速機:6速リターン式
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/90-18 56H、R=130/70-18 63H
情報提供元 [ ピーシーアイ株式会社 ] ギャラリーページへ
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