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390 DUKE(373.2cc)
オーナー:AGさん
ウェビックコミュニティに投稿されているMYバイクを毎週1台紹介するこのコーナー。今回紹介するモデルはKTM「390 DUKE」、オーナーは「AG」さんです。
KTMから2014年に発売された390 DUKEは、日本でも普通二輪免許で乗れる「スモールデューク」シリーズの長兄。2017年モデルでモデルチェンジを受け、独特のスラントしたLEDヘッドライトやフルカラー液晶メーターを獲得した最新ストリートファイターですが、125ccの兄弟と並べて見ても、ぱっと見区別はつかないかも。というのは390 DUKE、125 DUKEとほとんど同じフレームを採用しており、車体サイズもほぼ同じ。重量も10kgしか違わない153kg。それでいてエンジンは44PS/9000rpmを発揮する強烈なもののため、オーナーをして「ドッカン加速」と言わしめるピーキーなマシンに仕上がりました。
この特性にはホンダ・NSR250Rから乗り換えたAGさんも大満足のインプレを投稿してくれました。ところがAGさんが入手したマシンは、残念なことに故障が多い個体だった様子。海外メーカー製モデルの弱点である部品の取り寄せに時間がかかることや、独特の構造でメンテが難しくなる状況に、現在は手放してしまったそうです。もちろん車体によって調子のいい・悪いというのはあるもの、購入時にはショップやマシンをよく調べ、後悔しないで選びたいですね……!
<MYバイクコメントより>
■購入動機・用途・比較車種
NSR250Rを売却して乗換え。過去の経験からリッターバイクは必要ないと考え、軽くて加速の良いバイクを探していたところ走行230kmの新古車を発見。
ネットで様々なインプレを見てみるとNSRと加速は同等。2021年モデル以降はクイックシフターの装着も可能という点も購入動機のひとつでした。
■長所
2ストのようなエンジン特性で6000rpmを超えたあたりからドッカン加速。十分に速い。見た目は大きいけれど、車重が非常に軽く扱いやすい。
燃費もうまく走れば30~35km/Lと400ccクラスのバイクとしては良いと思う。
■短所
購入時の走行距離230kmだったがすでにリアサスのオイル漏れ、メーターケースの曇りなどがあり、その後エンジンチェックランプが点灯、原因は大気圧センサーの故障で修理したが原因不明のECUエラーが発生。
修理のための純正パーツはKTM JAPANが日本に在庫しているわけではなくて海外からの取り寄せとなり最低でも1か月はかかる。
物によっては納期未定。
オイル交換も自分でやってみたがドレンボルトが2本あったりボルトが中空になっていてトルク管理がシビアだったり、アンダーカウルを取り外す必要があったりで非常に手間がかかる。
クイックシフターはインストールしたがペダル操作が非常に硬く使いづらい。
■これから買う人へのアドバイス
非常に良いバイクではありますが、当たりハズレが大きいようです。
故障すると(特に電気系トラブルの場合)修理するまで部品手配やディーラーでの作業予約など非常に時間がかかるので乗れない時間が長くなります。
ディーラーの話によると新車でも入荷後エンジンがかからない車体もあったそうです。
ある程度トラブルなく走っていた中古車を購入するのが良いのかもしれません。
390 DUKEのユーザーレビューを確認
オーナー平均満足度3.91
評価人数: 409人
新車平均価格: 85.21万円
中古車平均価格: 55.6万円
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