2020年にセロー250が生産終了して以降、唯一の空冷トレールモデルとなったカワサキのKLX230Sは、現在国内での販売は行われていない。一方、海外では大きく進化を遂げて2023年には倒立フォークのKLX230SEが追加されている。
LEDヘッドライトと倒立フォークで着々と進化が進む
2019年にデビューしたKLX230は、2022年にシート高を885→835mmを下げたKLX230Sにチェンジし、現在はカワサキ公式サイトのラインナップから落とされている。その理由としては、令和2年排ガス規制の適用期限が過ぎており、追加の配車ができないからだろう。
日本国内向けは生産終了している可能性もあるが、そのアナウンスがなくKLX230は海外ではむしろ進化しているので、継続すると予想される。シンプルで軽量な空冷単気筒のオフロードモデルは根強い人気があり、小顔なったスタイルも追い風になるはずだ。
さらに、2023年型はKLX230SEがモデルチェンジし、フロントに径37mmの倒立フォークを装備してよりオフロード性能を高めており、KLX230シリーズは布陣を強化している最中。これをより勢いづけるためにも、新型KLX230シリーズの日本導入は有効となる。
同じ空冷エンジンを採用していたセロー250が2020年に生産終了したのは、実はヘッドライトの認証基準の変更とABS義務化が直接の原因だ。ジクサー150のように空冷で令和2年排ガス規制をクリアしている例もあり不可能ではない。カワサキもKLXを規制対応させるだろう。
2023年型KLX230S/SEインドネシア仕様主要諸元
・全長×全幅×全高:2080【2115】×835【940】×1110【1190】mm
・ホイールベース:1360【1385】mm
・シート高:830【885】mm
・車重:134kg※ABSなし
・エンジン:空冷4ストローク単気筒SOHC2バルブ 233cc
・最高出力:19PS/7600rpm
・最大トルク:2.0kg-m/6100rpm
・燃料タンク容量:7.5L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=2.75-21、R=4.10-18
・価格:4990万ルピア(約47万円)【5510万ルピア(約52万円)】
※【 】はSE
この記事にいいねする
最近のKawasakiは勢いがあって好き!!
KLX230S
「無印からシート高55mm下げました!!」
「ついでに最低地上高が210mmになっちゃいましたけど(小声)」
Sはシート高830mmで最低地上高250mm以上あればセロー難民救えたと思います。
まぁ、欧米&インドネシア向けだから日本向けに別フレームで開発なんて無理でしょうね。。