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ウェビックコミュニティのMyバイクより、実際に乗っている・乗っていたオーナーの声を基に様々なバイクを紹介する「オーナーレビューまとめ」。
今回は、ハスクバーナ「スヴァルトピレン401」についてオーナーの生の声をお届けします!
目次
ぶっちゃけハスクバーナ「SVARTPILEN401」ってこういうバイク!!
SVARTPILEN401は、ハスクバーナのスポーツネイキッドです。ハスクバーナはスウェーデンで銃器工場として始まり、同国を代表する機械メーカーに発展しました。1900年代初頭からバイクの生産を手掛け、オフロードバイクの世界で高い評価を得ていましたが、現在はKTMが所有するブランドのひとつとなっています。そのため、SVARTPILEN401はKTMのスモールDUKEシリーズをベースに開発され、基本コンポーネンツを同車と共有しています。
ですが、スモールDUKEシリーズがストリートファイター的なデザインを採用しているのに対し、SVARTPILEN401はネオクラシックテイストのエクステリアにスクランブラーのテイストを加えたフォルムが与えられているのが特徴です。車名の「SVARTPILEN」とはスウェーデン語で「黒い矢」を表す言葉で、これはハスクバーナ往年の名車で「銀の矢」と名付けられていた「SILVERPILEN」にちなんだもので、兄弟車に「白い矢」を意味する「VITPILEN」も存在しています。
搭載する水冷単気筒DOHC4バルブエンジンの排気量は373cc、車名に401とありますが普通二輪免許で一般公道での走行が可能です。最高出力など、スペックの面では取り立ててパワフルというわけではありませんが、単気筒ながら伸びがあり、ピックアップに優れたフィーリングで実に爽快な走りを味あわせてくれます。
フレームはスチールパイプ製のトレリス形状で高剛性、ライダーの入力に対してキビキビと反応してくれるダイレクト感が魅力です。レベルの高い車体を支える足回りも豪華で、前後サスペンションにはWP製のユニットを採用しています。
世界的に流行のスクランブラー的要素として、幅広なバーハンドルとブロックパターンのタイヤを装着していますが、ホイールサイズは前後ともに17インチですし、車体のディメンジョンもオンロードバイクそのものです。本格的なオフロード走行には向きません。ツーリングの途中で未舗装路に出くわした時、やや走りやすいといった程度に考えていた方がいいでしょう。SVARTPILEN401のメインステージはあくまでオンロードです。ハンドリングはクイックでシャープ。ワインディングも得意ですし、狭隘な街中でも俊敏な走りを楽しむことができます。
リヤシート後端でストンと切れたようなテールカウルや、専用のバッグが装着できるフューエルタンク上のマウントステーなど、デザインは実に個性的。「黒い矢」の名前の通り、ダークなトーンでまとめられたカラーリングも魅力です。見て楽しく走って楽しい、SVARTPILEN401はスタイリッシュにバイクライフを楽しみたいライダーにお勧めな一台なのです。
WebikeユーザーはSVARTPILEN401をどう感じている?
SVARTPILEN 401
新車平均本体価格:78.19万円
中古車本体価格:61.06万円
口コミ件数:8件
※データは2023年6月27日現在
オーナー平均満足度は5点満点中で4.08(評価人数:102人)
特筆すべきは平均満足度が4点を越えていることでしょう。なかでも走りとルックスについては満点に近い評価を得ています。
一方、積載性については2.54点と低めの評価に。「無理してバッグやキャリアなどを付けると、ステキなデザインが台無し」「パニアケースは合わない」というコメントも見られました。
SVARTPILEN401のざっくりまとめ
よいところ
・なんといっても独創的なスタイル
・軽量コンパクトボディにそこそこパワフルなエンジン
・とにかく加速が大変良い
・ショートホイールベースで軽快なフットワーク
悪いところ
・既に完成されたデザインのため、カスタムが難しい
・ガソリンタンクの容量が約9Lと少なめ
・燃料表示が大雑把
・積載性は低いので工夫が必要
SVARTPILEN401オーナーの声
ここでは数ある口コミの中でも特に印象的だった声を紹介します。
購入動機・用途・比較車種 | 一目惚れで購入 |
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長所・満足な点 | このデザインが良いと思うならば、乗るべきです。 走りは、体を引っ張られるくらいの加速感があって、高回転が元気なバイクです。 単気筒の振動は、SR400よりも少ない感じです。 |
短所・不満な点 | 足つきが悪いので、つま先立ちでがんばっている感じです。 タンクの容量が9.5lなので、約200kmで一回の給油をしています。 ロングツーリングの場合は、給油が気になる感じです。 |
これから買う人へのアドバイス | ハスクバーナの代理店が少ないので、近くに店舗がない場合は、定期メンテナンス等の移動距離が長くなります。 |
購入動機・用途・比較車種 | スタイルにヤられました^_^ |
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長所・満足な点 | ・デザインについて どのメーカーとも被らないセンスを感じるデザインです。出先では、声をよくかけられます。 ・エンジンについて 新車購入後1年半ほど乗っていますがノントラブルです。エンジン添加剤の影響もあるのか、6000千キロ超えたあたりから、ますますエンジンがスムーズになりました。とにく中回転以降のパワーの盛り上がりが刺激的なバイクです。 ・車体について フレーム、サスの剛性が高くコーナー中ギャップでも破綻のない車体です。ハイグリップロードタイヤでないと、限界を見ることは出来ないと思います。 |
短所・不満な点 | 燃料表示が大雑把で、フューエルレンジが120キロ以下から一気にエンプティー表示へ(゚∀゚) 4000回転以下はエンジンが振動するため、それ以上で走る必要があります。 タコメーターの数字部分が発光しないため、夜間正確に回転数を確認することが難しい。 |
これから買う人へのアドバイス | 既に完成されたデザインのため、カスタムが難しい。 ライディングスキルの向上と、ライディングウェア選びがこのバイクの醍醐味だと思います。 旧車やクルーザーの楽しみ方とはまた違う世界を見ることができます。 |
購入動機・用途・比較車種 | 一目ぼれ |
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長所・満足な点 | 見た目もよいですが、走りが良い。 取り回しがとにかく軽いので、ひらひら感がとっても運転していて楽しい。とくに低速から中速コーナー続く山道が楽しくて運転が上手になった気にさせます(安全第一で汗)シングルエンジンですが回してなんぼのエンジンもその気にさせます。 |
短所・不満な点 | とにかく、航続距離が短い(タンクちいさ!)燃費は悪くないのでフルタンで280キロは走りますが、160Kも走ると警告メッセージになります・・・車載スペースはETCを付けたらなくなりました。パニアケースは合わないので、車載の際は、サイドバックなどはセンスを求められます。 |
これから買う人へのアドバイス | インド製になってクオリティが下がったといわれております(ちょこちょこ気になる)が、今のところ問題なく過ごしています。人と違うものを考えて見える人は迷わずおすすめします。 |
SVARTPILEN401のライバルをチェックする
SVARTPILEN401には、車体の多くを共有する兄弟車VITPILEN401があります。SVARTPILEN401がスクランブラー的要素を持つのに対し、VITPILEN401はセパレートハンドルとスポーツタイヤを装備した純然たるオンロードバイクです。セパレートハンドルは極端に低くマウントされているわけではありませんが、上半身の前傾度はそれなりに強まっています。長距離走行での体への負担を考えるとSVARTPILEN401にアドバンテージがありますが、スポーツライディングではVITPILEN401のライディングポジションが活きてきます。どちらも捨てがたい魅力があります。
また、SVARTPILENシリーズの一台として、排気量の大きいSVARTPILEN701も魅力的な一台です。エンジンはKTM 690DUKE由来の排気量692.7cc水冷SOHC単気筒。パワーは2倍近くまで上がりますし、ビッグシングル特有の弾けるような加速感は大きな魅力です。残念なことに、SVARTPILEN701は2020年に生産を終了してしまいました。現状、中古車しか存在せず流通量も多くないので、手に入れたいのなら急いだ方が良いでしょう。
それでは、ライバルの口コミが気になる方は、コチラもチェックしてみましょう!
※オーナー平均満足度や口コミ数は2023年6月27日現在です。
HUSQVARNA VITPILEN401
オーナー平均満足度:3.46(評価人数: 33人)
新車平均本体価格:76.58万円
中古車平均本体価格:61.98万円
口コミ件数:8件
HUSQVARNA SVARTPILEN701
オーナー平均満足度:3.50(評価人数: 13人)
新車平均本体価格:──
中古車平均本体価格:141万円
口コミ件数:2件
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