ホンダから交換式バッテリーを搭載した、原付一種クラスの電動スクーター「EM1 e:(イーエムワン イー)」発売がアナウンスされた。ホンダが一般ユーザー向けに電動二輪車をラインナップするのは今回が初めて。電源には脱着式の「Honda Mobile Power Pack e:」が採用されており、バッテリーを外して室内電源でも充電が可能だ。

発売は8月24日(木)、価格は29万9200円。既に発売されているヤマハ「e-Vino」(31万4600円)よりも低い価格設定となり、原付一種クラスモビリティの選択肢はいっそう広がった。

ユーティリティ機能も完備!通勤通学でも使い勝手良好なEV

2022年秋に初めて発表されたEM1 e:。ホンダは2025年までに新型電動モビリティを多数発表するとしているが、本機はその第1号。ホンダが一般ユーザー向けに販売する初の電動モビリティとなる。

開発コンセプトは「ちょうどe:(いい)Scooter」というもので、実際に日常使いに不自由のない機能を追求。電源に採用されている交換式バッテリーHonda Mobile Power Pack e:は、専用充電器を使用して家庭でも約6時間で充電が可能。駐車場に電源のないユーザーでも問題なく使用が可能だ。

動力面では、後輪にコンパクトなインホイールモーターを採用し、パワーコントロールユニットがモーター出力を効率的に制御することで、一充電あたりの走行距離53km(30km/h定地走行テスト値)を発揮。短距離の通勤、通学用途では1回の充電で賄える走行距離を実現した。

ユーティリティ面では、シート下にHonda Mobile Power Pack e:を搭載するスペースの他、小物の収納が可能なラゲッジボックスを確保。また、フロント部内側には、500mLのペットボトルも入るフロントインナーラックと、携帯端末の充電にも便利なUSB Type-Aソケットを標準装備。買い物やバッグの積載や、携帯電話の充電といったスクーターに求められる機能を備えている。

 

ホンダ初の一般ユーザー向け電動モビリティとなったEm1 e:。実用的な機能性を備え、買い物や通勤通学でも活用できる原付一種クラススクーターだ。

ホンダ初の一般ユーザー向け電動モビリティとなったEm1 e:。実用的な機能性を備え、買い物や通勤通学でも活用できる原付一種クラススクーターだ。

 

ホンダから先んじて発表されていた「Honda Mobile Power Pack e:」は、車体から脱着が可能なバッテリーだ。

ホンダから先んじて発表されていた「Honda Mobile Power Pack e:」は、車体から脱着が可能なバッテリー。単体での価格は8万8000円となる。

 

カラーラインナップは「デジタルシルバーメタリック」「パールサンビームホワイト」の2色。価格は29万9200円となり、8月24日(木)から全国のホンダ正規取り扱い店にて販売を開始する。既に他メーカーから販売されている原付一種クラスの電動モビリティにはヤマハ「e-Vino」(31万4600円)があるが、EM1 e:はこれよりも1万5400円低い価格設定で、有力なライバルとなりそうだ。

EM1 e:(2023)

発売日:2023年8月24日(木)
メーカー希望小売価格:¥299,200

デジタルシルバーメタリック(新色)

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パールサンビームホワイト(新色)

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EM1 e:(2023)主要諸元

・全長×全幅×全高:1795×680×1080mm
・ホイールベース:1300mm
・シート高:740mm
・車重:92kg
・原動機:交流同期電動機 0.58kW
・最高出力:1.7kW(2.3PS)/540rpm
・最大トルク:90Nm(9.2kg-m)/25rpm
・一充電走行距離:53.0km
・ブレーキ:F=ディスク、R=リーディングトレーディング
・タイヤ:F=90/90-12 44J、R=100/90-10 56J
・価格:29万9200円

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