ヤマハがモーターサイクルショーでMT-125を初公開した。YZF-R125やXSR125と共通プラットフォームのネイキッドスポーツも日本発売が決定となったので予想発売時期や足つき性などをお知らせしたい。

MT-125はXSR125より早く乗れるかも

ヤマハがアジアや欧州で発売している小排気量クラスを日本で年内に発売することを発表した。スーパースポーツのYZF-R15/R125、ネイキッドスポーツのMT-125、ヘリテイジのXSR125の4車種を日本に投入するが、XSR125のみ発売が秋以降にずれ込みそうだ。

一方、YZF-R15/R125とMT-125の予想発売時期は早ければ6月発売となる。MT-125はYZF-R125と同じシャーシやエンジンにMTシリーズ独自のスタイルを採り入れたストリートファイターで、アイアンマンのようなフェイスデザインがインパクト大だ。

モーターサイクルショーで展示された車両は市販予定車だったので、細部の仕様やシート高は製品版では変更されるかも知れない。カラーバリエーションはインドネシアで発売されているMT-15のメタリックダークグレーとメタリックブルーの2色と同じだ。

MT-125市販予定車 [YAMAHA] 足まわりがハイグレードな欧州仕様ではなくインドネシア仕様がベースと思われる日本仕様のMT-125。MTらしく蛍光色のホイールがスタイリッシュだ。

フレームはデルタボックスにエンジンは水冷単気筒SOHC4バルブを採用。可変バルブのVVA付きで欧州仕様では15PSを発揮するのでライバルと同等の性能だ。

フロントは径37mm倒立フォークに径282mm+2ポットキャリパーのブレーキを装備していると思われる。XSR125と同一のパーツのようだ。

リアはリンク付きのモノサスにアルミ製スイングアームを採用している。MT-125がYZF-R125と同じトラクションコントロールを採用するかは不明だ。

目の部分がポジション灯で口の部分がLEDヘッドライトの特徴的なフェイスデザイン。バーハンドルはフラットタイプを採用する。

テールまわりは短くまとめられてるストリートファイタースタイル。テールランプはLEDだが、ウインカーは前後とも電球を使用する。

メーターは液晶タイプを採用。電源が入れられなかったため、表示機能は確認できない。

身長170cmのライディングポジションはストリートファイターらしく少し前傾している。ヒザの曲がりはきつくない。

体重65kgの足つき性は両足とも母指球が着く程度。シート高は海外仕様の810mmのままだったと思われる。

カラーバリエーションはグレーとブルーの2色。ブルーに装着されているアクラポヴィッチのフルエキゾーストやフェンダーレスキットなどカスタムパーツも用意される。

2023年型MT-125欧州仕様主要諸元(参考)

・全長×全幅×全高:1960×800×1065mm
・ホイールベース:1325mm
・シート高:810mm
・車重:142kg
・エンジン:水冷4ストローク単気筒SOHC4バルブ 124cc
・最高出力:15PS/10000rpm
・最大トルク:1.1㎏-m/7800rpm
・燃料タンク容量:11L
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=100/80-17、R=140/70R17

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