バイクブームとなった2022年ももうすぐ終わり。そこで、今年は叶わなかったけれど来年こそはバイクデビューしてみたいと思っている人たちのために、過去3年以内に発売されたすべての排気量・カテゴリーのバイクの中から、ウェビックユーザーが選んだ「初めてのバイク」に最適なベスト5を紹介します。ぜひ、来年はライダーの仲間入りを果たしましょう!
【人気総合ランキングとは?】
各車種が過去1ヶ月間にウェビック バイク選びで閲覧された数をもとにランキングを作成しています。今回の絞り込み条件は、集計期間を「1年」、「過去3年以内に発売された」、そしてオススメから探すの項目で「初めてのバイク」を選択して抽出したランキングとなります。ランキングは毎週金曜日に更新されます。
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※当ランキング記事は12月28日に制作したものになります
5位 ニンジャ250
現在のフルカウル250人気に火を点けたのがニンジャ250。モデルチェンジを重ねても、街乗りからツーリングまでマルチに楽しめるスタンダードな性格は健在です。
その性格は、フルカウル250の中でも2位となったヤマハYZF-R25と一番近い存在で、ニンジャは正立フォークとなっていますが35psの最高出力や14Lの燃料タンク容量といったスペックは同一。シート高はR25より15㎜高い795㎜となっていますが、足も着きやすい部類です。
2023年モデルは、もうすぐ2月15日から発売される予定で、車体色はカワサキらしいライムグリーンのKRTエディションとシックなダークグレー×ブルーの2色。どちらも税込67万1000円となっています。この価格に関してはR25より2200円高という設定ですが、この額なら許容範囲ではないでしょうか。
250ccクラスを最初の1台として選ぶなら、ニンジャ250とYZF-R25はスタイルが好きな方で決めても構わないでしょう。
4位 グロム
4位はホンダのグロム。125cc原付二種なので維持費も安く、クラッチ操作やシフトチェンジといったバイクの基本操作を覚えるのには最も手軽。12インチタイヤなので、足着きの心配もまったくありません。
同じく基本操作を学びやすいマシンとしてモンキー125という選択肢もありますが、グロムの方がしっかりニーグリップできる点でバイクの操り方を覚える教材としては一歩優れているかも。
また、免許初取得後1年を過ぎれば解禁される2人乗りもグロムなら可能となっています(モンキーは1人乗り専用)。将来的に上の排気量へのステップアップを目指している人が、最初に選ぶバイクとしては最適な1台ではないでしょうか。
昔はエイプ50やNS-1といった4輪の免許があればそのまま乗れるギヤ付きの本格50ccも多かったのですが、今それに代わるマシンは原2の一部にしか残っていません。
3位 ニンジャ400
ニンジャ250と共通の軽量ボディと400ccの余裕のパワーを融合させたイイとこ取りが、ニンジャ400。
同じ400でも車重はCB400SFよりなんと約35㎏も軽い! ちなみにニンジャ250からはたったのプラス1㎏。取りまわしやすさ抜群にもなるはずです。馬力の面では250の35psよりグンと大きい48ps。これが威力を発揮するのは高速道路を走るときで、法定速度100km/hでの巡航でも疲れ方がずいぶん変わってきます。追い越し加速の際も余裕が持てます。
排気量アップに併せてタイヤもリヤ側はワンサイズ太くなったうえに前後ともラジアルになっているなど安定感が増しています。実はこのタイヤのサイズ変更のためニンジャ250よりシート高が10㎜低くなっているのも隠れたメリットです。
ネックとしては400のために車検が必要になってくること。しかし、安全に乗り続けるためには250でも定期点検は必要です。車検コストが気にならず250と400のどちらにするか迷ったら、ロングツーリングメインなら400、街乗りメインなら250を選べばいいのではないでしょうか。
2位 YZF-R25
フルカウルにセパレートハンドル、そして倒立フロントフォークといったレーシーな雰囲気が魅力のヤマハYZF-R25。
フルカウルの並列2気筒250としてはライバルにホンダCBR250RRやカワサキNinja250、スズキGSX250Rがいますが、R25はスタイルどおりサーキットも楽しめるスポーツ性能を持ちながら普段の街乗りやツーリングでも疲れない絶妙なライポジをはじめとする扱いやすさに優れているのも大きな特徴。
シート高は780㎜とライバルに比べて最も低くて足も着きやすく、女性を含めた初心者には安心の1台となっています。オプションでクラッチ操作いらずのクイックシフター(アップ方向のみ)を装着することができるのも、ちょっとした魅力かも。
1位 CB400SF
ウェビックユーザーが選ぶ「初めてのバイクにおすすめベスト1」は、ほとんどの人が普通二輪免許を取得する際にお世話になったホンダのCB400SF。
市販車はハンドルの高さなど教習車と少々異なっている部分はありますが、乗り味としてはほぼ変わらず。エンジン・ハンドリング・スタイリングと、すべてにおいてクセのないスペックと扱いやすさは、まさにバイク界のスタンダードと言えるモデルです。
それでいて最近のエントリーモデルたちと比べると全体的なクオリティの高さも自慢。シフトチェンジの小気味よさは精密機械の妙を感じさせ、ブレーキもダブルディスク&対向4ポットキャリパーと高性能なものを装備しているなど、随所に置いてワンランク上の満足感を与えてくれるでしょう。
ただ、2022年の10月限りで生産終了しており、これから新車で入手するのは困難となっているのに加え、そのあおりで中古車も高年式は軒並み暴騰しているのが最大のネックとなっています。もっとも、価格が高いということは将来的に大型バイクに乗り換えるときの下取り価格も期待できるということなので、先々どうなるかも視野に入れて検討するといいでしょう。まだ50~60万円くらいで高年式が入手できた数年前までは本当に最高だったんですけどねえ。
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