
タイと欧州でCRF300Lが発表されたばかりだが、国内の動向も改めて予想したい。日本では300ではなく排気量を軽二輪に適合させたCRF250Lとなり、<S>とラリーも同時に1月下旬に発売されるだろう。
排ガス規制に対応しても出力は変わらず、車重は1kgアップか
2023年モデルとしてタイと欧州で発表された新色のスウィフトグレーは、日本ではシート高が830mmのSTDのみにラインナップされるだろう。一方、シート高880mmのCRF250L<S>は、従来同様エクストリームレッドが設定され、STDのレッドは廃止される模様だ。
スウィフトグレーは、シュラウドやサイドカバーのグラフィックに地図の等高線の模様が入れられており、冒険イメージを演出。さらに、メインフレームやシートレール、スイングアームを従来のシルバーからマットブラックとして精悍なイメージとしている。
メカニズムでは、2023年型CRF250ラリーとも令和2年排出ガス規制に対応しつつ、24PS/9000rpmの最高出力はキープ、車重は各車1kgアップするだろう。なお、CRF250Lにはナックルガードが標準装備されると思われる。
予想価格はCRF250Lが2万2000円アップの62万1500円、CRF250ラリーが2万3100円アップの76万4500円で、予想発売時期は2023年1月下旬だ。

2023年型CRF300L欧州仕様 [HONDA] 欧州で用意されたスウィフトグレーは日本ではCRF250Lのみに設定され、ヘッドライトやウインカーはLEDになるだろう。

スウィフトグレーは日本初採用カラーになるだろう。グレーのみグラフィックに地図の模様を入れている。シートやフォークガードまでブラックとしている。

2023年型CRF300L欧州仕様 [HONDA] エクストリームレッドはシート高の高いCRF250L<S>のみにラインナップされるだろう。ナックルガードはボディ同色のレッドを標準装備する。

2023年型CRF300ラリー欧州仕様 [HONDA] ラリーは元々ナックルガードが標準装備なので外観に変化はない。CRF250ラリーも同様で従来通り<S>も用意されるだろう。
2023年型CRF250L/<S>主要諸元(予想)
・全長×全幅×全高:2210【2200/2230】×900【920】×1165/1205【1355/1415】mm
・ホイールベース:1440/1455mm【1435/1455】
・シート高:830/880mm【830/885】
・車重:141kg【153】
・エンジン:水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブ 249cc
・最高出力:24PS/9000rpm
・最大トルク:2.3kg-m/6500rpm
・燃料タンク容量:7.8L【12】
・変速機:6段リターン
・ブレーキ:F=ディスク、R=ディスク
・タイヤ:F=80/100-21、R=120/80-18
・予想価格:62万1500円【76万4500円】
※【 】はラリー/<S>
この記事にいいねする