文/Webikeスタッフ:リュウ
目次
【ビッグアドベンチャーバイク 比較インプレ】
ディテール&試乗インプレッション
高速走行中も抜群の安定感を誇り、時として現れる荒れた路面すらも物ともせず走りきれる走破性を持つのがアドベンチャーバイクです。
最近では250ccアドベンチャーバイクもちょうど良い扱いやすさなどで人気ですが、今回はビッグアドベンチャーバイクを特集!
旅をするために生まれてきたと言っても過言ではないこのジャンル。ぜひ一度は体感しておきたいですね。
ホンダ VFR800X
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ホンダ CRF1000Lアフリカツイン
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スズキ Vストローム650/XT
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スズキ Vストローム1000/XT
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車両サイズを比較!
アドベンチャーバイクと言えば、「車両サイズが大きい!」「重い!」という印象の方が多いと思います。
その通りです。
車体の大きさはひと目見ると「マジかよ・・・」みたいになる事が多いですね。
実際に数値で比較してみましょう!
【全長/全幅/全高】
・VFR800X:2,190mm/870mm/1,385mm
・CRF1000Lアフリカツイン:2,330mm/930mm/1,475mm
・Vストローム650:2,275mm/910mm/1,405mm
・Vストローム1000:2,280mm/930mm/1,470mm
うーん・・・やっぱり250ccクラスとは違いますね。アフリカツインがもっともビッグです。
【車両重量】
・VFR800X:246kg
・CRF1000Lアフリカツイン:230kg
・Vストローム650:215kg
・Vストローム1000:233kg
こうしてみると、重量に関してはそこまでビックリする重さじゃないんですよね。
軽くもないんですが、前回特集した隼とかの方がよっぽど重たいですね。
だからといって取り回しが楽になるわけでもないので、押し引きは普通に大変です。
シート高と足つき性を比較
アドベンチャーバイクの鬼門の1つとして挙げられるのが、シート高でしょう。
お世辞にも低いとはいえないシート高には、跨ることを躊躇してしまいそうになります。
【シート高を比較】
・VFR800X:835mm(ローポジション:815mm)
・CRF1000Lアフリカツイン:870mm(ローポジション:850)
・Vストローム650:835mm
・Vストローム1000:850mm
ご覧の通り、確かにシート高は高いんですがローポジションも設定できるので多少は楽にすることができそうです。
20mm下がると足つき性への影響も結構大きいですね!
【足つき】をチェック!
灯火類を比較!
夜間走行時の安全性や見た目の格好良さを左右する灯火類について比較してみます。
LEDとか着いてると、夜間でも関係なく出かけたくなりますよね。むしろ夜間だから出かけたくなるのかも!?
【ヘッドライト】を比較
・VFR800X:LED
・CRF1000Lアフリカツイン:LED
・Vストローム650:バルブ
・Vストローム1000:バルブ
【テールライト】を比較
・VFR800X:LED
・CRF1000Lアフリカツイン:LED
・Vストローム650:LED
・Vストローム1000:LED
今回紹介した4車種すべてLEDテールライトの装着となっていました!
後方からの視認性はバッチリなので、後続車はアナタの存在を認識せざるを得ません。
「見やすい・情報量多い」フルに活用できるメーター
続いてメーター周りのデザイン、機能について比較します。
今回紹介した4車種に通じているのはどれもメーターに表示される情報量が豊富ということ。
長距離ツーリングなどで使用する上で、メーターから得られる情報って非常に重要ですよね。
そういう点ではどれを選んでも必要な情報はほとんど得られるでしょう。
Vストローム650と1000のメーターは共通です。
・VFR800X:デジタルメーター
・CRF1000Lアフリカツイン:デジタルメーター
・Vストローム650:ほぼデジタルメーター
・Vストローム1000:ほぼデジタルメーター
ハンドル周りのスイッチ類をチェック
色々と操作できる部分が多いジャンルのバイクですが、基本的には手元のスイッチ類で操作を行うことが多いですね。
走行中に色々切り替えができるのは便利ですが、基本的には停止中の操作をオススメします!
【VFR800X】
トラクションコントロールの選択と、グリップヒーターのON・OFF操作が可能です。
割とシンプルな配置で、何となくで操作はできてしまいます。
【CRF1000Lアフリカツイン】
モード選択やトラクションコントロールの設定、グリップヒーターのON・OFF操作が可能です。
ボタン多すぎて初見では結構迷います。しばらくはボタンと画面とのにらめっこです。
【Vストローム650/1000】
※スイッチ類は共通です。
トラクションコントロールの設定が可能です。
操作はシンプルで簡単。
快適なツーリングには欠かせない防風性能!
と、言うことでスクリーンのチェックをしてみます。
もともと大きなスクリーンを装着していることの多いアドベンチャーバイクですが、高さ調節が可能な車種も!
「標準だとイマイチ効果を感じないな」という方にとっても純正のままで色々試せるのは嬉しい限りですよね!
【VFR800X】
VFR800Xのスクリーンは高さ調節が可能です。
MAXの状態にすると結構高さが出て防風性能が上がりますよ!
【CRF1000Lアフリカツイン】
アフリカツインは残念ながら高さの調節はできませんが、純正でかなり大型なので防風性能はそこそこ高いです。
【Vストローム650/1000】
Vストロームのスクリーンに関してはこの中では少し小さめかな?という印象ですが、実際に走ってみると普通に効果を感じます。
また、ボルトを外せば高さの調節が可能です。やったね!
標準装備で嬉しいオプション!
続いて、各車両で標準装備になっている様々な機能や装備をチェックしてみます。
走行中にスマホなどが充電できる電源ソケットなどは既に必須装備になっているので、初めから装着されていると嬉しいですね。
【VFR800X】
電源ソケットやETCの標準装備に加え、ウインカーオートキャンセラーやクイックシフターまで装備!
ツーリング中は景色を楽しむ余裕が増えそうですね♪
【CRF1000Lアフリカツイン】
【Vストローム650】
※Vストローム650XTにはハンドガードとアンダーガードが装着されます。
【Vストローム1000/XT】
Vストローム1000にも電源ソケットは標準装備です。
また、Vストローム1000はXTでなくてもハンドガードとアンダーガードは標準装備になっています。
足回りの装備をチェック
続いて、足回りの装備について比較してみます。
アフリカツインはフロント21インチにリア18インチの組み合わせでオフロードなセッティングです。
VFR800Xは前後17インチでオンロード寄りな印象。
【VFR800X】
120/70ZR17M/C(58W / 180/55ZR17M/C(73W)
【CRF1000Lアフリカツイン】
90/90-21 M/C 54H(チューブタイプ) / 150/70R18 M/C 70H(チューブタイプ)
【Vストローム650/1000】
110/80R19M/C 59V / 150/70R17M/C 69V
※650と1000でサイズは共通です。
Vストローム650も1000もXTにはスポークホイールが装着されています(サイズは変わりません)
タンク容量から航続距離を計算してみる
さて、いかにも「ロングツーリングもお任せ!」な雰囲気のあるバイク達ですが、実際にどれくらい走行できるのか?
カタログ値ではありますが比較してみます。
【燃料タンク容量】
・VFR800X:20L
・CRF1000Lアフリカツイン:18L
・Vストローム650:20L
・Vストローム1000:20L
思ったほど多くないな・・・?というのが正直な印象です。
まぁ20Lもあれば十分なんですけどね・・・。
【燃費(カタログ値)】※WMTCモード値(クラス)
・VFR800X:19.2km/L(クラス 3-2)
・CRF1000Lアフリカツイン:21.1km/L(クラス 3-2)
・Vストローム650:24.2km/L(クラス 3-2)
・Vストローム1000:20.5km/L(クラス 3-2)
意外とどれも燃費が良い!
Vストローム650なんかは単純計算で500km弱も走れる計算になります。
ただただ、凄い。
各車両の新車・中古価格は?
まぁ、これだけの性能と機能を備えているので、新車は決して「安い」とは言えないんですよね。。。
購入を考えている場合は中古車両も検討してみては如何でしょうか。
車両本体価格(税込み)
・VFR800X:¥1,436,000
・CRF1000Lアフリカツイン:¥1,382,400(CRFカラーとトリコロール:¥1,414,800)
・Vストローム650:¥950,400
・Vストローム1000:¥1,447,200
中古価格相場(ウェビックバイク選び掲載データ)
・VFR800X:¥857,000
・CRF1000Lアフリカツイン:¥1,097,800
・Vストローム650:¥784,000
・Vストローム1000:¥855,800
まとめ
ここまで読んでいただいた方は恐らくアドベンチャーバイクが気になってしまっているハズ。
シート高の高さなど、ちょっとハードルの高さは感じますが所有した時の満足はとても大きいでしょう!
長距離の移動もこれまでとは比べ物にならないほど楽になること間違いなしなアドベンチャーバイクはオススメです!
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