目次
【カワサキ バルカンS】
ディテール&試乗インプレッション
今回の【気になるバイクを徹底インプレ!】はカワサキのバルカンS(2016年モデル)です!
ニンジャ650と同型のエンジンを使った650ccアメリカンバイクは、そのスタイルからは想像できない程「走り」を楽しめるバイクになっています。外観から中身までしっかりレポートします!
※今回お借りした車両は、外装の一部がカスタムされています。
カスタムポイント:各種ステッカー類、フェンダーレス、LEDテールライト、スクリーン装着
アメリカンスタイルならではの迫力あるディテールがイケてる!
まずは迫力あるディテールに目を奪われます。
車高が低めなので小さく思えますが、近くで見ると意外と大きくて存在感があります。
そのスタイルは、「無骨なアメリカン」というよりは「ストリートに映えるスタイリッシュなアメリカン」な印象を持ちました。従来のバルカンとも若干違う雰囲気です。
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シングルシート仕様でイメージチェンジも可能
バルカンSのシングルシート化は非常に簡単で、六角レンチでタンデムシートのボルトを外すだけです。
ちなみにメインシート横のカバーを開けると車載工具として六角レンチが入っています。
ボルトを外してタンデムシートを外すだけでリア周りの雰囲気が一変します。
シート上に荷物を載せたり、タンデムツーリングができなくなってしまいますが、このスタイルはかなりイケてると思います。
脱着は簡単なので気分によって変えてみても良いでしょう。
ショートマフラー採用でスッキリしたフォルムに
サイレンサーはショートスタイルになっており、見た目で主張しすぎる事はありません。
全体的にスマートな印象を持つ上で一役買っていると思います。
ショートマフラーから聞こえるエキゾースト音は存在感がありますが決してうるさくはありません。
重厚感というよりはスポーツバイクのような軽快なサウンドになっているのもバルカンSの特性を表しています。
大きめ座面とクッション性の高いシートは座り心地良し
シートは座面が大きく座りやすく、クッションも柔らかめなので座り心地は良いほうです。長時間の乗車でも比較的楽に座っていることができました。ステップが前にあるので後ろ重心に座る形になりますが、その辺りも考慮された設計になっており自然な乗車姿勢で走行することができます。
タンデムシートに関しては乗り心地はあまり良くないです。シート自体が小さく、乗車していても安定感に欠けます。
またタンデムバーなどの掴む部分が無いのでシートに付いているベルトに掴むしかありません。必然的に後ろ寄りに座る形になってしまい、落ちてしまいそうな不安感があります。
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意外と軽いハンドリングを生み出すタイヤサイズ
タイヤサイズも一般的なアメリカンバイクとは少し違い、フロント18インチにリア17インチの組み合わせになっています。
直進はもちろん、コーナリング時の倒し込みでも安定感を感じることができました。
視認性に優れたメーターパネル
メーターはアナログタコメーターとデジタル速度計の組み合わせになっており、デジタルパネルでは「速度、時計、燃料計、オド、トリップ、瞬間/平均燃費」が表示されています。また、2017年モデルにはギヤポジションインジケーターが追加されています。メーターが上下配置されているのでそれぞれの情報をひと目で見やすいのはポイント高いです。
また、バックライトがブルーのLEDになっており、夜間の視認性も問題ありません。個人的には一般的なオレンジのバックライトよりも見やすく感じました。
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バルカンSは足つき良好!
シート高が705mmと低いので、数値的には足つきが良いバイクに分類されます。
アメリカンバイクは乗るのが大変そう・・・というイメージを持っている方にも跨りやすい車体だと思います。もちろん女性にもオススメです。
身長:180cm
両足が付いて余裕はありますが、ちょっと余り気味な感じがありました。停車時はやや小さいかなという印象でしたが、走行時の乗車姿勢には窮屈さは感じませんでした。
身長:168cm
膝が軽く曲がる程度でちょうど良い足つきです。走行時にもしっかりニーグリップすることが可能ですので、無理なく乗車することができます。
タンデム
タンデムに関しては前述の通り、あまり得意ではないと思います。
写真の通り掴む場所が無いことと、ベルトを掴みつつ前者との適度な距離を作ろうとすると、シートから若干はみ出る座り方になってしまいます。よって、安定感には欠けてしまいます。
バルカンSの走りを楽しむ!
バルカンSで実際に走行してみました!
加速
意外とパワフルに吹け上がっていきます。
低ギアでも60km程度までは簡単に加速していくのには驚きました。雑にアクセルを開けると、フロントが持ち上がってしまうのでは!?と思ってしまうくらいのパワーを見せてくれます。
コーナリング
見た目からは想像できないくらいスポーティーにクイックに曲がります。峠道などのコーナーが続く道でも十分に楽しむことができそうです。
ただし、曲がる前にしっかりギアを落としておかないと低速からの加速が少し苦しく、立ち上がりでギクシャクしてしまいます。
とにかく「意外性に満ち溢れた」楽しいバイクでした。
これまでのアメリカンバイクとはひと味もふた味も違うバルカンSの楽しさを是非体感してください!
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撮影協力店:エムズファクトリー
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