
バイク窃盗。これほどライダーにとって嫌なことってあるでしょうか? ツーリングにレースにカスタムに、色々な思い出を共有する愛車。すりキズのひとつでも付いたら必死に磨く……そんな大切なバイクを、オーナーのスキをついて盗み出すバイク窃盗。その手口はますます巧妙化し、パーツ単位でバラバラにされたり海外に輸出されたりと、一度盗まれてしまうと、もう二度と出会えないことも。
そんな窃盗の被害を防ぐために有効なのは様々な防犯グッズ。イモビライザーや振動感知アラーム、ディスクロックや地球ロックなど、その種類も非常に多くて頼もしいかぎり。とはいえ、防犯グッズの基本といえば「チェーンロック」ですよね。フレームやホイールにひっかけて使うチェーンロックは、電子制御や大がかりな作業は必要なく、毎日簡単に使うことができます。愛用している人も多いでしょう。
便利なチェーンロックですが、数少ない欠点のひとつは「信頼性の高いものほど、大きくゴツくなる」ということ。もちろん大きくて重いほうが切断も難しくなり、動かしずらくなるわけで防犯上は有利なんですが……毎日「よっこいしょ!」と頑張ってチェーンをひっぱり、車体の小さいスキマをくぐらせ、ロックをかみ合わせて施錠。大変ですよね……おまけに、錆びたり汚れたりしてチェーンの動きが悪くなってくると、いっそう面倒な作業になってしまいます。しかも屋外で使うものですから、雨風で劣化はなかなか早い。
そこでおすすめしたいのが今回の【MOTO HACK】。チェーンロックのメンテナンスについて「副部長」さんの投稿をご紹介します。その手段はとても簡単。清掃して給油をしてあげるというだけ! まあ、バイクのドライブチェーンだって定期的に注油をするわけですから、同じチェーンのチェーンロックだって注油をしてあげれば、滑らかな動きになるのは当前ですが、しかしマメにこういったメンテナンスをしているライダー、意外と少ないのでは。
必要な道具はパーツクリーナー、チェーンオイルと、メンテナンスには一般的なものだけ。特殊な工具などは必要なし。
ロックはバイクに乗るたびに使うもの。少しでもギシギシ感やガタガタ感が減って滑らかに扱えるようになれば、万が一のロック忘れもなくせるのでは!?
キタコロボアームのメンテナンス。
カスタム作業の為、ショップに預けているGPZ900R用のロックをメンテナンスしました。
前回のメンテナンスは1年半ほど前の2020年12月末でした。
前と同じようにカバーを外して、クリーナー吹いた後
使わなくなったチェーンルブを吹いて、余分なルブを拭き取ってお終い。
カバーを外す、付けるはほとんど筋トレです。
関節部分にチェーンルブをタップリ吹き付けて、その後余分なルブをウェスで拭き取り。
関節が滑らかに動くようになり、円形に置けるようになりました!
今回の「MotoHack」では「副部長」さんの「キタコロボアームのメンテナンス。」を紹介しました。レポートをありがとうございます!
これからもこのコーナーでは、Webikeユーザーの皆さんの、ちょっと便利なアイデアやグッズをどんどん紹介していきます。次回もお楽しみに!
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