ヤマハ発 新人事制度の導入へ 自発的チャレンジ・成果創出を後押し

ヤマハ発動機は、来年1月に新しい人事制度を導入する。新制度では社員個人が「目指すキャリア、チャレンジの実現」と「長期ビジョン実現に向けたチャレンジ」の両立を目指し、一般職と定年後の再雇用社員などのエキスパート職を対象にしている。

新しい人事制度では、一般職は個人の強みを生かした自律的なキャリア形成に向け、これまでの役割を超えたチャレンジに取り組む行動や結果を、年功にとらわれず評価していく。同時に期待される行動や発揮されたパフォーマンスにふさわしい報酬としていくもの。

これまでのC職という「総合職」・G職という「業務職」・P職という「製造職」を、新制度では統合した共通の等級体系に変更する。昇格の申請要件からの在級年数廃止や飛び級導入など昇格要件・登用の運用方法も見直す。

これにより社員の適性や志向を生かした自律的なキャリア形成を促進していく考え。新制度では評価手法も、同社が掲げる企業目標の「感動創造」に向けた各等級で発揮すべき行動は何かという観点であるコンピテンシーと、業績を評価して結果を総合して基本給・賞与・昇格に反映させていく。

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