ドゥカティは、新設計のV4グランツーリスモ・エンジンを搭載した新型「ムルティストラーダV4」を発表した。今回発表された「ムルティストラーダV4」はムルティストラーダの第4世代となり、歴代モデルの扱いやすさを受け継ぎつつ、より堅牢かつ軽量になり、あらゆるライディング・コンディションで理想的な走りを実現する。これまで以上に「マルチ・パーパスな」モーターサイクルになった。
ヨーロッパ諸国では11月末から発売される。日本での発売は未定。
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V4グランツーリスモ・エンジン
66.7kgと軽量かつコンパクトなエンジンは、圧倒的なパワーを発揮しながらも非常にスムーズで、低回転域では滑らかに作動し、中回転域では力強いトルクを発生、高回転域ではエキサイティングなキャラクターを特徴としている。
排気量1,158ccエンジンの最高出力は170ps(125kW)@10,500rpm、最大トルクは125Nm(12.7kgm)@8,750rpm。このエンジンを採用することで、メンテナンス・インターバルを大幅に延長することが可能となった。ムルティストラーダV4では、オイル交換は15,000km毎、バルブ・クリアランスの点検と調整は60,000km毎に設定されている。現在市販されているモーターサイクルで、これほど長いメンテナンス・インターバルを実現したエンジンは他にない。
最先端のエレクトロニクス
慣性プラットフォーム(IMU)は、コーナリングABS、ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)、ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)(コーナリング・バージョン)の作動を管理する。
ムルティストラーダV4 Sには、コーナリング・ライト(DCL)に加え、ビークル・ホールド・コントロール(VHC)も標準装備されている。VHCにより、特に荷物を満載した状態での坂道発進が容易になる。さらに、ムルティストラーダV4 Sの慣性プラットフォームは、オートレベリング機能を備えたセミアクティブ・ドゥカティ・スカイフック・サスペンション(DSS)コントロール・システムとも連携している。
アダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC)とブラインド・スポット検出(BSD)機能を備えた、革新的な前方用/後方用レーダー・システムを世界で初めてモーターサイクルに搭載した。
このレーダーは、ボッシュをはじめとする一流のテクノロジー・パートナーと密接に協力して開発した高度なアシスタンス・システムで、モーターサイクル周囲の交通状況を常に監視することにより、ライダーは、より安全かつ快適にライディングすることができる。
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※本リリースの内容はイタリア本国仕様であり日本仕様とは異なる場合があります。
Multistrada V4
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スポーツ専用カラー
情報提供元 [ Ducati ]
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