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高知龍馬マラソン2025が2月16日に開かれ、1万人を超えるランナーが早春の土佐路を駆け抜けました。 ランナーたちは、沿道からの声援を受けながらフィニッシュ会場を目指しました。 午前9時前、高知龍馬マラソンのスタート地点である県庁前交差点には、県内外そして海外から訪れた大勢のランナーの姿がありました。 フルマラソンの部には去年より約1200人多い9590人が出場。午前9時、ランナーたちはそれぞれの思いを胸にフィニッシュ会場を目指しました。 スタート地点では濵田知事と広末涼子さんが手を振り、ランナーにパワーを送りました。 県庁前から約1キロ先にあるはりまや橋交差点のホテルの上から撮影した映像も。高知市のメインストリートは、カラフルなウエアに身を包んだランナーで埋め尽くされました。その大きな波は30分以上、途切れることがありませんでした。 レースは中盤から5人が先頭集団を形成。35キロを過ぎると2014年の大会優勝者、高知市の山﨑竹丸選手と、2020年の優勝者・東京都の山口純平選手、宮城県石巻市役所に勤務する公務員ランナー大橋真弥選手の3人が競り合いますが、40キロを過ぎ山﨑選手、山口選手の2人が抜け出します。 そして残り1キロ。山口選手がトップに。コロナ禍の中止をはさんで連覇を目指した2023年はケガの影響もあって3位でしたが。今年は万全の状態で臨みました。 山口選手が2時間20分10秒で5年ぶり2度目の優勝を果たしました。 ■山口選手 「優勝だけ狙っていたので合格点かなと思う。自分が出るとき大体曇りで良い景色を今回も見られなかったので、次出る時は晴れたときに出たい」 一方、女子は去年3位の東京都の福島舞選手が2時間55分58秒で初優勝しました。 ■福島舞選手 「めっちゃうれしい。龍馬マラソンは応援の熱量がすごいというのでランナーの中で有名なのでそれに助けられた。今年もありがとうございました」 表彰式では、優勝した山口選手に広末涼子さんがグロリオサの花束を手渡し祝福しました。 フルマラソンに先立ち午前8時40分にスタートしたのが、18歳以下の子どもや車いすの人が走る「ファンラン」です。 今年は443人が出場し、県庁前から東洋電化中央公園まで1.4キロのコースを力いっぱい走りました。 高知龍馬マラソンコース最大の難所が、約20キロ地点にある「浦戸大橋」です。高低差40メートルの上り坂がランナーたちの前に立ちはだかります。 浦戸大橋を渡りきると下り坂の向こうに太平洋の雄大な景色が広がります。 浦戸大橋の近くではもう1つの部「ペアリレー」のタスキ渡しが行われていました。 去年に続き2回目の開催で出走した337組のうち300組が完走しました。 このうち、第1走者のトップで姿を見せたのは全国高校総体の陸上1500メートルで日本人1位になった山田高校3年の穂岐山芽衣さんです。 ペアを組んだ山田高校の同級生にタスキを引き継ぎました。 その後も第一走者が最後の力を振り絞って駆け込み、次々とタスキを渡して思いを繫いでいました。 太平洋の大パノラマが広がる花海道。 16日は朝には雨があがり、最高気温は14.6℃と走りやすいコンディションとなりました。 景色とならんでランナーが楽しみにしているのが給水・給食です。 ゴミを拾いながら走っていたのは、プロギングジャパンのメンバーたち。ブロギングとはジョギングとゴミ拾いを組み合わせたイベントで、大会と連携し今年初めて参加しました。 コースの途中には決められた時間に通過しなければならない関門が11か所あります。22キロの第6関門では、閉鎖時刻の午後0時38分を前にぎりぎり通過するランナーの姿も。 30キロ地点にかかる、仁淀川河口大橋。橋の上を大勢のランナーが埋め尽くします。 春野総合運動公園の入り口では女性6人が元気なチアダンスでランナーを励ましていました。 フィニッシュまであと1キロの坂道はランナーにとって最後の難所です。 女性たちはノリノリの音楽とダンスで元気を届けました。 フィニッシュ会場の春野陸上競技場には続々とランナーの姿が。 目標のサブ3.5を達成したランナーは… ■参加者 「走りやすかった、曇りでお互い10分記録も更新できたので」「来年は3時間切りできたらいいなと思っている、コツコツがんばる」 一方、疲労困憊で倒れこむ男性も。 ■参加者 「麻痺して自分の足じゃないみたい。来年は走りたいと思っていたがどうやろ。かなりきつかったので」 大会ゲスト・広末涼子さんのファンである男性は、広末さんの参加を知って東京からやってきました。 ■参加者 「ゴールにいるなと思ってどこにいるか分からないけど、必死で最後は頑張った」 今大会の目玉は青山学院大学陸上競技部によるペースランナーです。 今年の箱根駅伝で総合優勝したメンバー3人が3時間と3時間半のペースを作り、貴重な機会を生かして記録更新につなげた人もいました。 ■参加者 「走れて本当によかった。野村選手についていった。35キロくらいから足がつってしんどかったが、サブ3出来て本当に良かった」 青学の選手たちはフィニッシュした後、待っていた大勢のファンの元へ。 色紙にサインを書いたり写真撮影に応じたりと丁寧にこたえていました。 ■ファン 「(間近で見るのは)初めて。やばい」 ■若林選手 「沿道の応援が多くて、ご飯もおいしくて非常に楽しかった。」 おもてなし広場では大鍋で作られるウルメイワシのつみれ汁やカツオの藁焼きタタキなど、高知のグルメが並びました。 ランナーは疲れた体を癒そうと、高知ならではのおもてなしを堪能していました。 ■ランナー 「おいしいです。42キロ走った体に染み渡る」 今大会、フルマラソンは9590人が出場。制限時間の7時間以内に完走したランナーは9085人で、完走率は94.7%でした。 ランナー、ボランティア、沿道から声援を送ったみなさん、おつかれさまでした!
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