はるまき家、「母ちゃんの春巻き」を全国へ 野菜嫌いだった佐藤代表のための春巻きが原点 | 日本ネット経済新聞|新聞×ウェブでEC&流通のデジタル化をリード
2024.11.26

はるまき家、「母ちゃんの春巻き」を全国へ 野菜嫌いだった佐藤代表のための春巻きが原点

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「さとお」の呼び名で親しまれる佐藤大輔代表

春巻き専門店の、はるまき家は、手作りの春巻きをネット販売している。2022年にECサイトを立ち上げて、「母ちゃんの春巻き」の全国販売を始めた。

石川県金沢市にある実店舗では、季節限定商品を含めた6種類の春巻きを販売。ECサイト「はるまき家」では2024年2月から、手作りの春巻きを急速冷凍して届ける。金沢の名物にするのが目標だ。

「春巻き」は、中の具材が小さくて何が入っているのかよく分からない商品も多いが、はるまき家の春巻きは、入っている具材が見ても、食べても分かるようにしている。


▲佐藤大輔代表

佐藤大輔代表が野菜嫌いだった子どものころ、母親が野菜を多く包んで作ってくれた春巻きが原点になっている。

もやし、ニンジン、ニラの定番具材のほか、袋を開けた途端に香るほどのショウガが入っている商品もある。


▲はるまき家の春巻き

地元に根付いた商売を続ける一方で、知名度向上のための施策も行う。「春巻き」でワード検索されることは少ないが、春巻きに関心を寄せる人は多くないとみて、SEOを強化し、開業や製造に関するストーリーを紹介したコラムなどを掲載している。

オフラインでの接点作りとして、2024年10月、京阪百貨店守口店の北陸物産展に初めて出店した。今後は、ふるさと納税の返礼品やアンテナショップでの陳列なども進めていきたい考えだ。
 
事業開始前、佐藤代表は医療機器メーカーの営業マンとして全国1位の成績に輝いたこともある。ボランティア活動の一環で、実母と一緒に実家の春巻きを作ってみたところ、自身が本音で「良い」と思える商品を提供できることの楽しさを実感し、事業化に踏み切った。さまざまな専門店が誕生する中でも、春巻きはそれほど多くないと商機を見据えている。

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