最近SNSで「懐かしい電子機器をたくさん集めて展示している『絶滅メディア博物館』という施設がある」という情報を知ったので、早速「大手町の絶滅メディア博物館」にお邪魔しました。
大手町の絶滅メディア博物館
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撮影スタジオの1階部分が博物館。原則として収録日を除く平日に開館しています。入館料(展示物の保存管理協力費として)は1,000円。
往年のカメラ(フィルム、スチル、デジカメ色々)や、パソコン、LDなどがずらり。映像関連を中心とした古い書籍コーナーもありました。
これらの展示物は見るだけでなく、手に持つこともできます(ほぼ電源は入りませんが)。また写真撮影だけでなく、3Dスキャナーで筐体データをスキャンすることもOK。これらには写真やスキャンしたデータをネット上で分散保管してほしいという思いがあるそうです。
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一時期、ガジェットマニアにブームになったPOKEN(互いにタッチし合うことで情報を交換できる電子名刺)が各種揃っているのは地味にすごいですね。私も1個持ってましたが、タッチする相手が居なかったのを思い出しますw。
さて、「大手町の絶滅メディア博物館」を後にするときに、もう一度SNSをチェック。実は「絶滅メディア博物館」は高円寺にもありますが、こちらは営業日が月に数日。またバーでもあるのでお酒があまりたくさん呑めない私には若干ハードルが高いイメージがありましたが、調べるとちょうど今日は開館日。しかも今日は普段はない食事メニュー(カレーライス)の提供があるとのこと。これは良いチャンスと、神田駅から中央線で高円寺駅に向かいました。
高円寺の絶滅メディア博物館
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こちらは、「バー型のスタジオ」や「原稿執筆カフェ」、イベントスペースなど、様々に変化する「高円寺三角地帯」です。月に数日、今のところ主に木曜日が「高円寺の絶滅メディア博物館」営業。
高円寺は主に、携帯電話やPDAなどの通信機器や携帯オーディオ関係がメインの展示になっています。
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これらの展示物のほとんども、ショーケースから取り外して触ることができます。
一番濃い展示になっているのが…
ついじっくり眺めて、用をするのを忘れそうです。
電話機を眺めながらのカレーライス。なんとご飯は注文してから「飯盒炊飯」で炊かれたもの。
他のお客さんが、「FD Mavica」の稼働機を持ち込まれていたので見せていただきました。フロッピーディスクに直接保存するデジタルカメラです。さらにこの機種は「フロッピーディスク型のアダプターを介して、メモリースティックに保存できる」という、なかなかにマニアックなものでした。
刷新速度が非常に速いデジタルメディアは、新しい機器がどんどん生まれては消えていく、そんな儚い機器の数々を改めて眺めながら、ひとときを楽しめるお店でした。