2020年が始まったばかりで、まだ少し気が早いけれど、
2020年の年末調整で去年と変わる部分について予告されているから
ちょっと見ておこう。
2020年の年末調整の話だね。
電子計算機等による年末調整に使用する表が
2020年で変更される予定になっているよ。
【国税庁】(事前の情報提供) 変更を予定している電子計算機等による年末調整に使用する表(令和2年分) |
年末調整の手引き「年末調整のしかた」の「Ⅵ電子計算機等による年末調整」
に載っている表のことだね。
そう。電子計算機等を使用して年末調整を行う際に使用する表だよ。
令和元年分の手引きでいえば、82・83ページの部分だ。
普段、電子計算機等を使用して年末調整を行っていなければ、
関係のない変更だということでいいのかな?
まあそうだね。自分の会社で、年末調整のときにこの表を使用しているか
どうかわからない場合は、会社側に確認してみてね。
ふむふむ。どんなふうに変更される予定なの?
まず、手引きの「Ⅵ電子計算機等による年末調整」にある
(1)年調給与額の算出の表は変更予定はない。
(2)の給与所得控除後の給与等の金額の計算の表が、
下図のように変更されると公表されている。
令和元年の表と比較すると、全然違うね。
給与所得控除が変わったから、その影響で変更されているんだ。
算式によって計算された金額に1円未満の端数があるときは、
その端数を切り捨てるよ。
給与の総額が2,000万円を超える場合は年末調整をしないから、
表には2,000万円までしか載っていないんだね。
それから、「2 所得控除額と課税給与所得金額の計算」の
(1)所得控除額の計算の表だ。
「3 算出所得税額と年調年税額の計算」の
(1)課税給与所得金額に対する算出所得税額の計算の表だ。
なるほど。どれも大きく変更されるんだね。