2024年07月06日
背景画像:写真AC
昔は飼い猫たちに与える餌は人間の残り物が多かったと70代以上の人は記憶している人も多いと思います。
ご飯に味噌汁をかけ、出し殻の煮干しやかつお節を載せた通称「ねこまんま」です。たまに食べ残した焼き魚が載ることもあったかもしれません。昔の飼い猫が3,4歳で死んでしまう事が多かったのもこうした食生活によるものだと言われています。
人間の食べ物は猫にとって塩分が多く、腎臓に負担がかかり腎不全になってしまうので今では食べさせないようにと言うのが常識になっています。地域猫達にはキャットフード以外与えないのが原則です。市販の猫のおやつと呼ばれるものも、必要ないと考えているので購入しません。
地域猫達にこっそり餌を与える人がたまにいるのですが、先日餌場にサバ水煮の空き缶が転がっているのを見つけ驚きました。成分表に塩がしっかり記載されています。
高齢の地域猫には命取りになる食べ物のひとつです。干物やかまぼこも喜んで口にするでしょうが与えてはいけない食べ物です。
ハンバーグも危険な食べ物です。中に入っている玉ねぎが中毒を引きおこすのだそうです。
知らずに与える行為に恐ろしくなりました。
猫達が可愛いから喜ぶから食べ物を与える、という行為は虐待に繋がることもあります。地域猫にエサはやらないでと言う注意書きは、命を守る為でもあるのです。