J.Robert Oppenheimerのお悔やみ欄
死亡記事を毎日読む試み、一日目。
『ニューヨーク・タイムズが報じた100人の死亡記事』の中古本を格安でゲットしたので、(なんと535円!) 読む訃報に迷ったときはこれを紹介していくことにしようかと。
初日は、映画『オッペンハイマー』で話題の
"原爆の父"、 J・ロバート・オッペンハイマーについての訃報を読んだ感想。
映画をみた方も多いだろうけれど、
一応書いておくと、アメリカの天才理論物理学者。
いかにも死亡記事らしく、
生まれや遍歴はもちろん、両親の職業についても触れられているのが興味深い。
物理学だけでなく、語学についてもしっかり触れられていて、
ほんとに天才だったんだなと。
あとこういうところにもしっかり言及していたり。
世界の動きに目覚めた要因の一つは、一九三六年に共産主義者の女性と恋に落ちたことだ。
マティーニをつくるのが上手かったらしい、みたいなお茶目な一面も知れたり。
映画では知り得なかった情報も読めて、なかなか興味深かった。
ただ、重要なポイントは、わりと史実に基づいて作られた映画だったんだな、と改めて感じさせられた。
あの七月の朝、砂漠の管制室で柱にしがみつきながら、立 ち上がるきのこ雲を見ていたとき、彼の脳裏にヒンドゥー教 の聖典バガヴァッド・ギータの一節が浮かんだ。
「千の太陽 の輝きが一時に天空になだれ込んだら、全能者のような輝き を放つだろう」
原子雲が爆心地の空高く突き抜ける光景に、さらに別の一 節が浮かんだ。「いま私は死神になった、世界の破壊者に」。
アマゾンで1500円の中古本がまだあるので、
死亡記事に興味ある方は一緒に読みましょう。(なかなかいないだろうけど)
今後は個人ブログに毎日書いていきます。(※たまにはここでまた書くかも。)