『猫と私と、もう1人のネコ』 『ばあちゃんと猫ぼっくる』 - necojazz’s diary

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『猫と私と、もう1人のネコ』 『ばあちゃんと猫ぼっくる』

 

2024.10.12 シアターカフェ

『猫と私と、もう1人のネコ』 『ばあちゃんと猫ぼっくる』

登壇猫:祝大輔 監督 南久松真奈 監督 アライジンさん

            山本多津也さん(猫町倶楽部主宰)

 


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父親が家を出て行ってしまった直後に母親が仕事中に倒れてしまい、突然ヤングケアラーとなってしまった美大を目指す女子高生の櫻。

介護に労力や時間を取られ、心と体は疲れ果て、進学についても悩み、誰にも相談できない孤独な深い海の中でLINEのオープンチャットへの書き込みによってわずかに呼吸をしている。

誰かに手を差し伸べてもらわないと生きて行けないのは飼い主のいない猫も同じで、神社で小さい女の子がエサを与えていた猫にシンパシーを持ち、猫を助けることは自分自身を助けるように思えたのだろう。

自分が猫を助けたように誰かを頼っていいのだ。

 

 

猫と暮らしたいおばあちゃん達が保護猫を引き取りたいと思うが年齢制限によってできないため、寂しがり屋の青年に猫好きのおじいちゃんと街中を猫を探して歩く、ほのぼのとした作品。

猫は老人を救う。

 

 

制作中のパンフレットの見本。

カメラを止めるな!』に追いつけ追い越せの勢いで話題沸騰中の『侍タイムスリッパー』も当初パンフレットは無かったが、大ヒットによって発売されたばかりで、自主映画で作成するのは経費面で大変である。

私はパンフレットをそこそこ購入する方だが、それは映画を応援する意味もあって、特に自主映画のように低予算の作品では次回作を撮る資金源にもなるので、次回作を観てみたい監督の作品は必ず購入している。

なので、パンフレットが作成された際にはもちろん購入するし、既に鑑賞済みでまだ未購入の『侍タイムスリッパー』のパンフレットも購入するし、『侍タイムスリッパー』のように口コミでもっと広がって欲しい素晴らしい作品である。

 

劇中に出てくる保護猫のリリと私のアイコンのブサ猫(名前はまだ無い)がちょっと似ていることから親近感も湧いて感情移入して鑑賞できた。

主演の吉名莉瑠さんは抜群の演技力と存在感を持った素敵な女優さんで、これからのご活躍も楽しみ。

 

 

祝監督とトークされた日本最大級の読書会コミュニティ「猫町倶楽部」主宰の多津也さんとは8年振りくらいにお会いできて楽しいひとときだった。

トークの膨らまし方の上手さはさすがで、愛する娘を持つ父親の視点も垣間見えた。

いちばん言いたいことは胸の中にあっても言葉にできないのは、おっしゃる通り。

 

 

南久松監督が持って来られた「はちねこカフェ」のクリアファイルを購入させていただき、私も主人公と同じように自宅で猫を飼うことはできないが、とりあえず保護猫カフェに行きたくなった。

 

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『猫と私と、もう1人のネコ』『ばあちゃんと猫ぼっくる』は10/20(日) ※火水定休 まで上映していて、連日舞台挨拶もされて展示も充実しているので、是非!

 

https://theatercafe.blog.fc2.com/blog-entry-1080.html

 

そして『侍タイムスリッパー』の安田淳一監督特集で『ごはん』と『拳銃と目玉焼』の上映が、11/2(土)~11/8(金) ※火水定休 であるので、こちらも是非!