2019.8.26 伏見ライオンシアター
ULTIMATES 崎田治孝(ds) 山﨑貴大(ts) 佐藤莉佳(as) 渡辺翔太(p,key) 大城直人(gt) 梶祥太郎(b)
STEREO CHAMP 井上銘(gt) 類家心平(tp) 渡辺翔太(p,key) 山本連(b) 福森康(ds)
ULTIMATES はリーダーの崎田さんは Silent Jazz Cace など、他のメンバーも個々には聴いていて、CDも翔太さんから購入済につき、カッコ良さは織り込み済みだったがCDには収まり切れない戦闘的ライブにタップ。
中でも莉佳さんのスレンダーなボディから放たれるビルドアップされた爆音に頸動脈を絞められ落ちた。
ULTIMATES / 1st ALBUM RELEASE TOUR 2018-2019 trailer
STEREO CHAMP にまったく引けを取らないパフォーマンスで、さすが全国レベルで人気があるわけだ。
ドラムの康さんは8月4日に生まれなので「やすし」と名付けられたそうだが、ネタでなかったら相当ノリのいいご両親だ。
そのノリの良さが全開の Comet 84 。
この夜は翔太さんはでずっぱりで、ライブの裏タイトルは「みんな大好き渡辺翔太!」なのだが若手ジャズマンでショウタという名前を聞くとお父さんさんはウェイン・ショーターがお好きなんだろうなと勝手に想像してしまう。
「Heliotrope」はテンポといい、哀愁を帯びたベースのテーマいい、ギターと対話するトランペットといい、限りなく優しいキーボードのソロといい、Weather Report の名曲「A Remark You Made」を彷彿とさせる一番のお気に入り。
ショータさんはショーターではなくザヴィヌルが天から降りて乗り移ったようで、シンペイさんがショーター張りにイマジネーション溢れるプレー。
なんて思っていると、連さんのお父さんさんはコルトレーン通で、銘さんのお母さんはブライアン・メイ命だったりしてと、こじつけが頭の中を駆け巡る。
でも、銘さんはブライアン・メイではなくやっぱりジミー・ペイジ。
ジミー・ペイジがロックギターリストである前にロックスターであるように、銘さんはジャズのスター。
テクニックが凄いとかフレーズがカッコいいとか言う前に、天性のスターである。
銘さんで思い出されるのは得三での女の子とひこね文化プラザでの男の子。
どちらも目をキラキラさせながら銘さんと話していた。
銘さんも目線を低くして楽し気だった。
他のジャズライブではあまり見られない光景。
子供たちは Remark していた。
ステージ上では少年のようにはしゃぎ、子供たちの憧れの存在こそがスターの条件。