我が国全体として、多様化・悪質化するサイバー攻撃に対抗し社会の安全を守っていくためには、その担い手となるサイバーセキュリティ人材の育成を一層加速していく必要があります。このような背景を踏まえ、平成29年度総務省予算の成立を受け、NICTは、長年のサイバーセキュリティに関する研究で得られた技術的知見等を最大限に活用することにより実践的なサイバートレーニングを企画・推進する組織である「ナショナルサイバートレーニングセンター」を、平成29年4月1日付けで設置しました。
ナショナルサイバートレーニングセンターは、主に以下の4つの事業を推進してまいります。
実践サイバー演習「RPCI」(リプシィ)
情報処理安全確保支援士向け特定講習。CYDERのノウハウを活かした、リアリティの高い実践的なインシデントハンドリング演習
「SecHack365」(セックハック サンロクゴ)
セキュリティイノベーター育成を目的として、NICTが若年層のICT人材を対象に、セキュリティの技術研究・開発を本格的に指導する新規プログラム
「Cyber Colosseo」
(サイバーコロッセオ)
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の適切な運営に向け、大会開催時を想定した模擬環境下で行う実践的なサイバー演習(2020年度で終了)