ウタルダスと愚者のオーケストラ(未完)
「ねぇウタくん、思い出したんだ! ボク、前世は女の子だったんだよ!」
幼なじみのとんでもない一言から、俺の人生は大きく動き出す──。
能力がカードになる世界で、落ちぶれ騎士の三男として生を受けたウタルダス・レスターシュミットは、【 愚者 】というハズレカードを手に入れたことから悲惨な日々を送っていた。
ところが、偶然の悪戯から女神様と邂逅したウタルダスは、【 愚者 】のカードの本当の力に覚醒する。
それは、能力カードや魔術カードを無制約で5つまで装備できるという前代未聞のものだった。
新たに手に入れた力に可能性を見出したウタルダスが、自分の限界に挑むため、幼なじみのアトリーと共に旅立つ決意をするまでの物語。