2014/03/27
ウタツグミ(歌鶫)
3月初旬、ウタツグミが飛来したとの新聞報道がありました。遠いのでためらっていましたが、二度と会えないかも知れないので意を決して行ってきました。
(1)この満開の河津桜の下にいました。発見されて約1カ月、ここに留まっています。
一生に一度出会えるかの珍鳥ということで、発見されてしばらくは200人ものカメラマンが押し寄せたそうですが、私が行った時はその10分の一程度でした。
(2)オオイヌフグリとのツーショット。普通のツグミさんを下の(3)に掲載しましたので見比べて下さい。
ウタツグミさんの方が、薄い色で上品な印象を受けます。
(3)こちらが普通のツグミさん、ウタツグミと比べると全体的に色が濃いです。
ツグミは全長24cm、ウタツグミは23cmで少し小さい。
(4)桜の花びらの散っているところを歩いています。
胸の模様がツグミさんとは大分異なります。
(5)後ろを向いてもらいました。羽は、シンプルでシロハラさんの羽を薄くしたように見えます。
(6)小さいミミズでも咥えたようです。
ここに1カ月も滞在しているのは食べ物が豊富にあるのでしょう。
(7)参考までに、こちらは3年前に撮ったハチジョウツグミさん、胸が薄いオレンジ色です。
(相模川自然の森にて、なお、いずれの画像もトリミングしています。)
私が撮ったツグミと名が付く鳥さんは、普通のツグミ、ハチジョウツグミ、そして今回のウタツグミの3種です。
Wikiによると『ヨーロッパからバイカル湖近辺にかけて分布、繁殖している。北方で繁殖した個体は、冬期は西南アジア、地中海沿岸や北アフリカに渡る。日本では迷鳥で、神奈川県横浜市での観察記録がある。』
また、新聞によると、『ウタツグミはヨーロッパからロシア東部を中心に生息。国内での観察は、1987年に横浜市栄区内など数例程度あるだけという。』
今回飛来した場所は横浜に近いところなので、迷鳥ですがそれなりのルートがあるのでしょうか。
日本の春をゆっくり堪能して行ってほしいですね。
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