井上芳雄の3年ぶりコンサート「Greenville」閉幕、“らしさ”あふれるパフォーマンスを披露

井上芳雄のコンサート「井上芳雄 by MYSELF × Greenville Concert 2024」が、去る4月23・24日に東京・東京ガーデンシアターで開催された。

本公演は井上がパーソナリティを務めるラジオ番組「井上芳雄 by MYSELF」と、昨年3月に発売された井上の初となるフルオリジナルアルバム「Greenville」の世界観が展開するコンサート。音楽監督にはピアニストの大貫祐一郎、「Greenville」のプロデュースを務めたコトリンゴの2名が名を連ね、構成・演出を小林香が担当した。

コンサートでは井上がコンセプチュアルな「Greenville」の楽曲と、それにつながりがある、自身が出演した近年のミュージカルの楽曲を披露。「ムーラン・ルージュ！ザ・ミュージカル」やミュージカル「ベートーヴェン」などの作品のナンバーを含む全20曲とアンコール2曲を歌い上げた。また、日替わりゲストの浦井健治と田代万里生とはそれぞれが王子役の楽曲を歌いつなぐ“プリンス・メドレー”、石丸幹二と明日海りおとは共演経験はないが共通の出演作であるミュージカル「エリザベート」のナンバーをレア感あふれる演出で届けた。

ゲストとの長尺トークや熱気あふれる歌唱＆掛け合いで、2時間半を予定していたコンサートは両日共に、予定より上演時間が押すことに。そんな井上“らしい”、思いが詰まったパフォーマンスに、客席からは大きな拍手が送られた。2日間にわたったコンサートの様子は、8月にWOWOWにて放送・配信される。放送日時と番組内容については後日の発表を待とう。