辰巳雄大と浜中文一「愛される作品になれば」、映画「僕らの千年~」に込めたアイデアは

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辰巳雄大ふぉ~ゆ~)と浜中文一がW主演を務める映画「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」の完成披露イベントが昨日9月19日に東京・新宿バルト9で開催され、キャストと監督の舞台挨拶が行われた。

左から小西桜子、辰巳雄大、浜中文一、菊地健雄。

左から小西桜子、辰巳雄大、浜中文一、菊地健雄。

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「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」プロジェクトは、約1000年にわたる1つの物語を、映画、舞台、マンガで時代ごとに描く試みで、人魚の子孫・とわの命と引き換えに不老不死となった2人の青年のストーリーが展開する。菊地健雄が監督を務める映画版の舞台は現代。作中では記憶を失った男・草介(辰巳)と彼に寄り添う光蔭(浜中)、そして2人の前に現れた舞(小西桜子)に残された30日間が描かれる。なお映画版と舞台版の下敷きとなったマンガ版では平安時代から大正時代、舞台版では平安時代が描かれている。

辰巳と浜中は本作で映画初主演を務める。スクリーンの前に現れた辰巳は「完成披露イベントってこういう景色なんですね」と感無量の様子で、「映画に出演することは僕にとって大きな目標の1つでしたし、映画を観ていただいた皆さんにお会いできることを幸せに思います。愛される作品になってくれれば非常にうれしいので、これからよろしくお願いします」とあいさつする。浜中は「このあとセカンドシーズンが始まりますから、あと2時間半ほど観て帰ってください」と冗談で会場を温めた。

小西は「私は映画版だけに参加させてもらうのでドキドキしていましたが、マンガ版とも舞台版とも違う、私らしい舞を演じられたら良いなと思い、楽しみながら臨みました」とコメント。菊地監督は「10カ月くらい前に撮影し、みんなの力で作り上げた作品です。1人でも多くの方に届き、楽しんでいただけたら」と期待を口にした。

舞台版と映画版でそれぞれ同じ役柄を演じた辰巳と浜中だが、浜中は「映画と舞台は時代が違うので、新鮮な気持ちで演じることができました」と話す。また辰巳は舞台版について「マンガのストーリーをただ再現するのではなく、さまざまな角度から役と向き合っています。舞台を通じて、草介が自分の中に深く流れていく時間が生まれました」と語り、「実は、映画で印象的だった草介の動きを、舞台でもやっていました。それを観てくださった方が、(今度は映画を観たときに)草介がスクリーンの中にいるという感覚を抱いていただけたらうれしい」と自らの試みを明かした。

映画の主題歌はふぉ~ゆ~の「心つないで」。辰巳は主題歌を聞いた感想を「ストーリーを思い返しながら歌ったので、普段の質感とは違う自分の声でした」と言い、「フルバージョンをいつかどこかで歌いたいですし、まだCDデビューの話が来るんじゃないかと思っています。ドキドキして待っています」と話した。

最後に辰巳は「この映画が皆さんに愛される作品になるように、ぜひおすすめしてください。『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間プロジェクト』はこの先も走り続けていきたいと思います」と言葉に力を込め、浜中は「映画が公開されたら、もう1度観たい方はぜひ観に来ていただければ」と来場者に呼びかけた。

映画「僕らの千年と君が死ぬまでの30日間」は、10月27日より東京・新宿バルト9ほか全国で公開。なお舞台版は東京公演が9月18日まで行われ、その後22日から24日まで大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。

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(c)僕らの千年プロジェクト (c)2023映画『僕らの千年と君が死ぬまでの30日間』製作委員会

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