舞台「隠し砦の三悪人」が明日7月28日に東京・明治座で開幕する。それに先駆け、本日27日に合同取材会とフォトコールが行われた。
「隠し砦の三悪人」は
フォトコールでは、六郎太とかつての盟友・田所兵衛が竹林の中で対決するシーンと、百姓の又七と太平が六郎太との出会う場、そして隠し砦に逃げ延びた秋月家と雪姫の決意が描かれる場面が披露された。
合同取材会で上川は「原作同様、一大冒険活劇として仕上がりました。お客様と一緒にひと夏、冒険にどっぷり身を浴したいと思っております」と言い、見どころを「映画版にないキャラクター(竹膳)を構築し、秋月と山名がどのように争っているのかを視覚化したのが、今回の新機軸。加えて、山名に住む人々の様子もご覧いただくので、娯楽時代劇ではありますが、そこからあぶり出される“戦争”がある日常や、人間模様なども感じていただければ」と語る。
風間は「クラシカルな作品だなと思ってしまいますが、映画が公開された当時のお客様はワクワクして映画館に足を運んだはず。そのワクワクが明治座でよみがえります。人々の呼吸や鼓動を、生で観る劇場だからこそ受け取っていただけるのでは」とコメント。六角は「稽古が始まるまで、どんな舞台になるのか想像がつきませんでしたが、それぞれの力が連携し合うと、驚きや納得、いろいろなものが頭に浮かび、途中から『面白い作品になる』と確信しました。照明、音楽、機構などが総合した“舞台の詩的さ”を、この作品を通して表現できるのではないかと思います」と話した。
今回で2作目の舞台出演となる小林は「偉大な先輩方と歴史ある名作の舞台化に参加できることを光栄に思います。殺陣がたくさんあるので、舞台ならではの迫力のあるシーンをオーケストラの音楽と共に肌で感じていただきたいです」と話した。
原作では役として登場しない、竹膳役の佐藤は「皆が必死に物語を進めていく中で、僕は悪いことをやり続けます。僕の物語は僕の中の正義。山名がいかに強いか、1つの対象として演じたい」と意気込む。また、竹膳の家臣・兵衛役の宇梶は「兵衛はどうも六郎太が大好きなようです(笑)。それでも戦わなければいけないので、張り切って戦います。映画版を観たジョージ・ルーカス監督が、ほれ込んで『スター・ウォーズ』を作ったように、我々も舞台で思い切り表現して、いろいろな人にほれ込んでいただきたい。最後までがんばります」と述べた。
最後に上川が「原作に恥じることのない物語ができあがったと思います。この夏、ぜひ劇場で我々と共に冒険してください。お待ち申し上げております」と来場を呼びかけた。公演は8月13日まで。その後、24日から27日まで大阪・新歌舞伎座でも上演される。
明治座・新歌舞伎座「隠し砦の三悪人」
2023年7月28日(金)~8月13日(日)
東京都 明治座
2023年8月24日(木)~27日(日)
大阪府 新歌舞伎座
原作:
上演台本・演出:
出演:
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hiro @hiro
いよいよ明日からか。無事に千穐楽を終えられますように https://t.co/x1SJdwJeW2