矢内原は初日を迎えた感慨を「コロナや戦争、現実を突きつけられるなか、私たちにとってやっぱり考え続ける一つの行動として稽古があり、積み重ねてきた時間を公演として観客の皆さんに観てもらい、劇場で共に過ごし、考えることで演劇が存在しているのではないかと思っています。出演者やスタッフ、劇場、そうしてここに今日集まってくださった皆さんと共に演劇ができる、奇跡のような初日の瞬間を迎えられた事に心から感謝しております」とコメントした。
上演時間は約1時間15分で、公演は3月28日まで。
矢内原美邦コメント
本当だったら、2020年に行う予定だった公演です。一度中止になった公演をやるかどうか?迷いましたが、あの時失われてしまったもの、見えないものを見えるものにしたいという思いが、いまの時間につながりました。命の選択が多くされてきたこの2年間です。演劇が必要なのか?という答えについてはくる夜もくる夜も考え続けている。この物語は、名前のない、言葉のない、実体のない、命について答えのない問いについて、考え、失いかけた誰かとの時間や誰かとの記憶をつなぎとめるために遠い誰かの記憶の思い出。そんな声の中にしか存在しえない何かがあるのかもしれません。コロナや戦争、現実を突きつけられるなか、私たちにとってやっぱり考え続ける一つの行動として稽古があり、積み重ねてきた時間を公演として観客の皆さんに観てもらい、劇場で共に過ごし、考えることで演劇が存在しているのではないかと思っています。
出演者やスタッフ、劇場、そうしてここに今日集まってくださった皆さんと共に演劇ができる、奇跡のような初日の瞬間を迎えられた事に心から感謝しております。
ミクニヤナイハラプロジェクト vol.11「はじまって、それから、いつかおわる」
2022年3月24日(木)~28日(月)
東京都 吉祥寺シアター
作・演出:
出演:
矢内原美邦MIKUNIYANAIHARA @392mikumiku
今日の夜が一番すいてます。よろしくお願いします。コロナでどうなるかわからない今だから境界線をつくりたくない観に来てくれる人と一緒に演劇を体験したいわがままを劇場にもスタッフにもお願いしました。よろしくお願いします。感染対策万全にしてお待ちしております。https://t.co/fhMDbhaqQb https://t.co/S9lS1BTVw8