変装や早替りが見どころ、劇団新派の2本立て公演「九月新派公演」開幕

「九月新派公演」が、本日9月7日に大阪・大阪松竹座で開幕した。

本公演では、江戸川乱歩の原作を齋藤雅文の脚色・演出で立ち上げる「黒蜥蜴 緑川夫人編」と、山田洋次が自身の監督作を舞台化した「家族はつらいよ」が、2本立てで上演される。

2017年「黒蜥蜴」、2018年「黒蜥蜴―全美版―」に続いて河合雪之丞が緑川夫人、喜多村緑郎が明智小五郎を演じる「黒蜥蜴 緑川夫人編」は、変装や早替りが見どころ。「家族はつらいよ」では、妻・富子（水谷八重子）から突然離婚を切り出された男・周造（田口守）を中心とした家族の物語が、心温まる人間ドラマとして立ち上げられる。

「黒蜥蜴 緑川夫人編」の上演時間は約1時間5分。「家族はつらいよ」の上演時間は第1幕が約1時間20分、第2幕が約35分。公演は9月16日まで。