八木勇征の肉体を武田真治が絶賛「日本のテレビが映す裸の最高峰かも」

八木勇征（FANTASTICS）が7月16日21:00からテレビ朝日系で放送スタートするドラマ「南くんが恋人!?」の記者会見に登壇した。

手のひらサイズになるのは南くん

1994年に高橋由美子と武田真治、2004年には深田恭子と二宮和也のコンビで2度にわたって連続ドラマ化された名作「南くんの恋人」。この作品では高校3年生・南くんと、突然身長15cmになってしまったちよみの恋と同棲生活が描かれた。「南くんの恋人」を原案にした「南くんが恋人!?」で身長15cmになるのは、ちよみではなく南くん。八木は手のひらサイズになってしまう大学生のバスケットプレイヤー・南くんこと南浩之を演じる。

15cmの南くんが報道陣の前へ

記者会見の開始時間になると、ステージには堀切ちよみ役の飯沼愛、ちよみの義理の父親・信太郎役の武田真治、ちよみの義理の弟・拓真役の番家天嵩、南くんの父・晴幸役の沢村一樹、ちよみの祖母・百合子役の加賀まりこ、ちよみの母・楓役の木村佳乃が登場。八木の姿は見当たらず、会場には八木の声だけが聞こえてくる。しばらくすると登壇者たちの後ろに設置されたLEDスクリーンに15cmになってしまった八木の姿が。別室でグリーンバックの前で動いている八木を登壇者たちは手のひらに乗せたり、頭に乗せたりと、ドラマに登場するサイズ感の八木を思い思いに愛でた。

“南家”と“堀切家”を演じるキャストたちは和気あいあいとしたムード。ほとんどのシーンをグリーンバックの前で撮影している八木は「皆さんがいるときは精一杯皆さんと楽しい時間を過ごしたいと思っています。どこかの話で急に大きくなったりはしないかなと思ってます」と仲がよさそうなほかのキャストたちをうらやんだ。

飯沼は撮影の際に15cmの人形を相手に芝居をしているそうで、1994年に南くんを演じた武田は「僕の頃は人形をご用意いただけなくてちょうどチョコバーが15cmだったので、顔のあたりにへのへのもへじを描いたものをご用意していただいて撮影しました。本当ですよ？ 今のようにLEDもなく超アナログで、本当にできるのかと思いながら撮影していました」と当時を振り返る。木村も「2人は声だけ録り合って撮影をしているんですよ。スタッフさんたちが工夫しながらアナログとデジタルをうまく融合させているなと思いました」と令和版「南くん」の撮影方法に感心した様子だった。

見どころは八木勇征の裸!?

本作では南くんの世界を演出するために巨大な美術セットを制作。記者会見には実際に撮影で使用された大きなマグカップやスマートフォン、エプロン、カップラーメンのカップ、ぬいぐるみなども登場した。「南くん」シリーズ定番の入浴シーンを撮影したというマグカップが紹介された際に、武田が「令和ですから男性の南くんがね」と言うと、加賀が「彼の胸は素敵！ 今見えないのが残念！」と突然八木の体をべた褒め。武田も「国民的筋肉おじさんの私も『うわっ！』と思うほど、素晴らしいカッティングなんです」と八木の肉体美を褒め称え、「ドラえもんのスモールライトを使ったみたいに（服ごと）小さくなったわけではなくて、肉体だけが小さくなるから一旦は裸（ら）なんでしょ？」とニヤつく。赤面しながら両手をクロスして胸元を隠した八木は「小さくなったばかりのシーンは裸なんですけど、ちよみと拓真がおそろいで付けていたクマのぬいぐるみのタンクトップをひっぺがして自分で着るんです」と裸ではないことを猛アピール。武田が「でも、1回はハニーフラッシュ的なことがさ！」と食い下がると、八木は「まあそうですね……」と、ノリノリな武田への反論をあきらめた。

沢村が「あのスマホも使うの？」と大きなスマートフォンを指差すと、八木は「自分で上に乗ってタップダンスみたいな感じで一生懸命やりました」と15cmになった際の使用方法を明かす。すかさず沢村が「裸（ら）で？」とつっこむと、八木は「そこは違いますよ」と否定したが、武田が「タップと裸（ら）で見せ場満載！」としっかり裸ネタを拾う。さらに加賀が「見過ごさないでくださいね。八木くんの胸は素晴らしい！」と畳み掛け、武田も「いい意味でお茶の間が固まるかも。日本のテレビが映す、裸の最高峰かもしれません。本当に素晴らしいですよ。“1話に1裸”みたいな見どころとしてフィーチャーされていくかもしれない」とそれに続いた。

令和と平成の南くんが仲よくマグカップ風呂へ

沢村が「せっかくだから武田くんも脱いでそこ（マグカップ）に入っちゃえば？」と言うと、武田は「僕どういう設定になっちゃうの？」と笑いつつ、八木と武田の2人でマグカップに入ってみることに。服を着たままではあるものの“マグカップ風呂”に浸かった2人を「私も入りたい」と羨ましそうに見ていた飯沼はマグカップの横に並び、3人で記念撮影を行った。

八木と会ったのはこの日が初めてだという沢村は、八木の第一印象について「会った瞬間、目に吸い込まれそうになりました。横から見てもイケメンで自分の若い頃を思い出しましたね。僕からシモの部分を取るとこうなると思います」と笑顔。沢村のジョークを受けて八木は「息子さんとは共演したことがあって、意外と関係性があるんですよ」と、沢村の息子・野村康太との共演経験があることを報道陣に伝えた。

バスケットボールプレイヤーの南くんを演じるべく、バスケットボールの練習を何度も行ったという八木。息子の康太がバスケットボール選手としても活躍していた沢村に「時間を見つけて練習させてもらったので、沢村さんにもちゃんとうまい人に見えていたらいいなと思います」と心配そうに語ると、沢村は「そこは監督の編集次第だから信じよう！」と八木を勇気付ける。小学生の頃からバスケットボールをやっていたという飯沼は「大丈夫だと思いますよ」と八木の腕前を褒めつつ、「でも私、一番バスケのシーンがないんです」と自虐的に語った。

やっぱり南くん！

質疑応答で、実際に自分の体が15cmになったらやってみたいことを記者から聞かれた八木と飯沼。「南くんがごはんを食べるシーンを撮ったときにそのサイズ感を体感したんですけど、それって僕にとっては最高なことでしかないなと。お金もかからず、普通のごはんを食べてるのにすっごいたくさん食べられるなって。食べてみたいのは……おにぎり」と語る八木に沢村は「プレゼントとかで届くかもしれないからもっと高いもの頼んでおきなよ」とアドバイスを送る。八木は「じゃあキャビア」と言いつつも「おにぎりで」と庶民派な回答に落ち着いた。飯沼は「誰かのポケットに入ってみたいです。歩かなくて済むし、いろんなところに行けそう」とかわいらしい回答で報道陣を和ませる。「誰のポケットに入りたいか？」という追加質問には「やっぱり南くん！」と回答し、八木は「やった！」と満面の笑みを浮かべた。

最後に八木は本作を楽しみにしている人に向けて「この夏一番のホームラブコメディだと思いますし、15cmになるというファンタジー要素はあるんですけど何よりも人の心を動かせるヒューマンドラマだと思っているので、第1話を楽しみに待っていただけたらと思います」とメッセージを送る。そして飯沼が「すごく愛の詰まったドラマになっていると思います。いろんな愛情をちよみとして受け取りながらキャストやスタッフの皆さんと一緒に一生懸命撮影をがんばっています。過去の『南くん』シリーズを観ていた方もそうでない方もすごく楽しめる作品です。この夏は『南くんが恋人!?』で一緒に盛り上がっていただけたらうれしいです」と会見を締めくくった。