再生数急上昇ソング定点観測 (2024年4月3週目) [バックナンバー]
ラウール×佐久間大介のユニットMV、もはや芸術作品では / 制服にルーズソックス姿の浜崎あゆみが歌う闇
今、盛り上がり始めている曲 / これから盛り上がりそうな曲について詳しく解説
2024年4月19日 18:30 5
YouTubeでの視聴回数チャートや、ストリーミングサービスでの再生数が伸びている楽曲を観測し、今何が注目されているのかを解説する週刊連載「再生数急上昇ソング定点観測」。今週はYouTubeで4月5日から4月11日にかけて集計されたミュージックビデオランキングの中から要注目トピックをピックアップします。
文
まずはこの週の初登場曲の振り返りから
今週のYouTubeのミュージックビデオランキングは、7位に
Creepy Nuts「ビリケン」THE FIRST TAKE
11位には、
SixTONES「音色」(YouTube ver.)
25位には
乃木坂46「車道側」
50位は
千葉雄喜, SOCKS, ¥ellow Bucks, MaRI, DJ RYOW「チーム友達(東海 Remix)」
友情をテーマにした楽曲が多く並んだ今週は、下記の3曲をピックアップ。
Snow Man「Bass Bon」
※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場44位
2022年9月発売の2ndアルバム「Snow Labo. S2」に収録されている「Color me live...」「ガラライキュ!」「HYPNOSIS」、3rdアルバム「i DO ME」収録の「Gotcha!」「Vroom Vroom Vroom」「Bass Bon」「Two」と、これまで初回盤DVDでしか観られなかった
Snow Man「Two」
49位には
Snow Man「ガラライキュ!」
そして62位はクールなラップパートと大人な雰囲気のサビが印象的な、岩本照、向井康二、目黒蓮の「HYPNOSIS」。77位には深海で歌う3人の美しい映像が魅力的な、阿部亮平、宮舘涼太、佐久間大介の「Color me live…」がランクインした。弾けるようにポップで、聴いているだけで思わず体が動いてしまう向井康二と阿部亮平の「Gotcha!」は83位、岩本照、深澤辰哉、宮舘涼太の「Vroom Vroom Vroom」は86位にランキング入りしている。
中でも再生数を伸ばしているのは、44位に初登場したラウールと
振付を担当したのは、難易度が高い緻密な振りで有名な
あしざるFC「バモス2」
※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場54位
あしざるFCは「フットサルを日本一のスポーツに!」をスローガンに掲げている、広島のフットサル選手で結成されたYouTuberグループ。そんな彼らが、去年5月にリリースした初めてのオリジナル曲「バモス」の続編「バモス2」を発表した。
あしざるFC「バモス」
これらの曲名になっている「Vamos」という言葉は、ポルトガル語やスペイン語で「さあ行こう!」「一緒に~をしよう!」という意味。「バモス2」は、「シャッシャッシャシャシャシャッシャッシャシャシャ エブリバーディ!」というフレーズでお馴染みのLMFAOの「Shots ft. Lil Jon」を想起させる「バ!バ! バ!バ!バ!バ! Ready vamos!」の連呼で、曲の出だしから高揚感を味わえる。ちなみに、主にラップパートを担当している「のぶ」と「ダンガンくん」は、過去にASHISALというヒップホップユニットでも活動していた。
ASHISAL「my road」
彼らは今回の「バモス2」で、自身の目標である“2026年3月までに代々木体育館を満員”に向けて熱い思いを歌っている。2年後にこの曲が代々木体育館で聴けたら、と期待したくなる希望に満ちた楽曲だ。
浜崎あゆみ「BYE-BYE」
※YouTubeウィークリーミュージックビデオランキング初登場98位
この曲は2000年代初期のR&Bを彷彿とさせるミディアムダンスナンバーでありながら、「相談しましょ そうしましょ」という「はないちもんめ」を引用したフレーズが登場し、メロディにも「みんなのうた」を意識した童謡のエッセンスが感じられる。かと言って子供向けの曲というわけではなく、歌詞は「未来のために、今は別れを選ぶ」というのが全体のテーマ。「怖いものは見ないようにって / そのうちに / 無かったことになるって / みんなが ah 思いたがる」など、要所要所で挟み込まれる浜崎らしいダークで意味深なフレーズが、楽曲の奥深さを際立たせている。
MV監督を務めたのは、「ANGEL’S SONG」「Nonfiction」「MASK」など、これまでにも浜崎のMVを手がけてきた
唯一無二の存在として多くの人に影響を与え、常に我々を驚かせ続けてくれるayu。27年目に突入し、今後もどんな感動を与えてくれるのか楽しみだ。
バックナンバー
- (2024年11月2週目) なきそが一切の救いがない現実を描く「化けの花」 / timeleszが感謝込め3人で作り上げた「because」
- (2024年11月1週目) キヨ東京ドームが大盛況!Eveが描いた15年の軌跡 / 星街すいせい&葛葉の初コラボに感じる熱いドラマ
- (2024年10月4週目) こっちのけんと「もういいよ」はどうしてタヌキ? / Ado作詞作曲「初夏」の心の叫びに救われる人が続々
- (2024年10月3週目) 「Bunny Girl」でAKASAKIは親に認められるのか? / 京本大我ソロ曲に感じるhideへの熱いリスペクト
- (2024年10月2週目) 学マスのハロウィン曲、さすがのFAKE TYPE.仕事 / 星街すいせい路上ゲリラライブで歌った新曲が話題
- (2024年10月1週目) 櫻坂46連続センター山下瞳月がそれでも強く前を向く / オーイシマサヨシ「あとの祭り」が一線超える人気
- もっと見る
- 真貝聡
-
ライター / インタビュアー。雑誌やWebで執筆するほか、MOROHA「其ノ灯、暮ラシ」、BiSH「SHAPE OF LOVE」、PEDRO「SKYFISH GIRL-THE MOVIE-」といったドキュメンタリー映像作品や、テレビ特番「Mrs. GREEN APPLE ~Review of エデンの園~」にインタビュアーとして参加している。
chan m @chanmm27
「トータルで1つの芸術作品として完成していて、まるで美術館に展示されるアートのような凄みを感じさせる。」
※記事より一部抜粋
#BassBon
#ラウール
#佐久間大介
ラウール×佐久間大介のユニットMV、もはや芸術作品では https://t.co/uSxuch1I0t