まともに包丁も握ったことがなかったが、コロナ禍に料理を始めたという遠藤。彼のSNSでは作った料理をカメラに向けて差し出す写真や動画が恒例となっており、冷やし中華を作った動画はTikTokで27万回以上も再生された。
番組では遠藤がおにぎり、味噌汁、肉じゃがの3品を作ることに挑戦。料理にまつわるすべてを遠藤1人で行うことが特徴となっており、東京・神保町で料理本を探すことからスタートし、喫茶店では「1人作戦会議」を行ったのち、商店街では地元の人と交流しながら食材や調理道具を購入する。
クッキングスタジオでの調理パート冒頭では、遠藤はまず買ってきたものをテーブルに並べ、手順やペース配分をシミュレーションする“きっちりおじさん”ぶりを披露。しかし米を水に浸す時間について、本に書いてあることと精米店で聞いたことには違いがあり、さらに「タマネギを切るとき、どこから皮をむくんだっけ」、「『水をひたひたになるまで入れる』の “ひたひた”ってどれくらい?」といった問題が次々と発生し、遠藤は悪戦苦闘。調理時間は3時間をオーバーしたという。
収録を終えた遠藤は、充実の表情で「肉じゃがや土鍋ご飯を作ることができて大満足です」とコメント。さらに「今回は自分が作りたいものを作りましたが、次は番組側に指示された料理を作ってみたい」と、番組のシリーズ化に意欲を見せた。また調理シーンについては「『大さじ〇杯です』といった説明が一切ないのは斬新だし、料理番組っぽくないよね(笑)」と振り返っている。
きっちりおじさんのてんやわんやクッキング
BS朝日 2024年6月30日(日)14:00~14:54
遠藤憲一 コメント
もともと料理を作るのが苦手なので、料理メインのバラエティ番組のオファーは驚きでした。でも、「料理ができないままで来てください」と言われ、面白いなと思って。“ポンコツ”状態でいいっていうのが斬新で、出演しました。
やるからにはガチで、買い物も準備も自分ひとりでやらなくちゃいけなくて、ロケは時間がかかったし、大変でしたよ。商店街での買い物は、街を歩いている地元の方に、「どうしてひとりで大量の荷物を持っているんですか?」って聞かれちゃいました。あんな大変なロケ、どんな料理番組でもやらないと思う(笑)。商店街では金物屋のご夫婦に本当に助けられました。大量に商品を買い、大喜びしてくれて良かったです(笑)。最初に行った神保町の古本屋さんも面白かったですよ。 料理に関連する本だけを売っているお店があるんですね。店主の方もユニークでしたし、衝撃の事実も発覚しました(笑)。買い物パートはやるべきことがたくさんありましたが、この番組が一つの作品として面白いものになってくれていればうれしいです。
出来上がった料理には大満足しています。肉じゃがは、ジャガイモに火が通らなくて固いままなんじゃないかと思いましたが、あそこまでのものが完成するとは。玉ねぎも大量に入れたはずなんですけど、煮込むとあんな風になるんですね。
土鍋での炊飯も自分からやりたいと言ったのですが、いろいろな意味で驚きでした。とはいえ、料理全体でいえば50点かな。おにぎりは作る前にいろいろ考えていたんですけど、ちょっと悔しいところがあったので。
取材に来てくれた記者の方が「料理は苦手ですが、えんけんさんが楽しそうだったので自分でも作りたくなりました」と言ってくれたんです。その言葉がうれしかったし、この番組の方向性が見えたかも。料理作りが苦手な人が、「遠藤よりは自分のほうがうまく作れるはず」と思い、作れてくれたらいいですね。そういう人に向けてのレシピ本も作りたくなりました(笑)。
機会があればぜひ違う料理にもチャレンジしたいです。今回は自分が作りたいものを作ったので、次は番組側から指定された料理を作るのも楽しいでしょうね。もちろん、いきなりハードルを上げられたら困りますけど(笑)。ゆくゆくは料理の腕を上げて、コース料理に挑戦ってところまでいけたらいいですね。
アルテア24 @ROSE888JAPAN
エンケンさんかわいい
遠藤憲一が自炊に挑戦、料理本を見ながらおにぎり・味噌汁・肉じゃがを作る https://t.co/PBxikQGZWj