劇場版オリジナルアニメーション「
P.A.WORKSの“お仕事シリーズ”最新作となる本作では、実家のウイスキー蒸留所を継いだ若き社長・駒田琉生と夢もやる気もない新米編集者・高橋光太郎が、“幻のウイスキー”復活を目指すさまが描かれる。
琉生を演じた早見が「いよいよ皆様にご覧いただけた。収録から1年ぐらい経っているので、すごくうれしいです」と伝えると、光太郎役の小野も「ウイスキーと同じように時間をかけて大切に育てて熟成させたものを『行ってらっしゃい』と送り出す気持ちです」と感慨深げに述べる。吉原は、本作の舞台にウイスキーの蒸留所を選んだ理由について「もともとは若者の群像劇をやりたかったんです。何が合っているかなと考えたときに、ウイスキーは3年かかってようやく商品になるということで、ちょうどいいなと思って。それにどう向き合っていくのかを見てほしい」と明かした。
光太郎を支えるニュースサイトの編集長・安元広志役の細谷は「自分もこういう立場の役をやらせていただける年齢になったんだなと感じながら完成したものを観させていただきました」としみじみ述べ、「賢章くんの、やりたいことがわからなくて鬱屈してて、世の中にちょっと反抗してるあの感じが本当に素晴らしくて。小野賢章さんってすごいなって」と褒めたたえる。蒸留所の広報を担当する琉生の幼なじみ・河端朋子役の内田は、自身の役柄について「蒸留所も大事に思っているけれど、それ以上に琉生を大事にしていたり、感情を外に出すことができる姿がすごくいい。大人になって(友人に対して)怒れることってあんまりないと思う」と感銘を受けたことを伝えた。
琉生の父・滉に声を当てた堀内は「ジーンとくるシーンがいっぱいありました。この歳で自分のやりたい仕事をこれから見つける、というのはないですが、琉生をはじめ皆が駒田家の仕事を支えるために邁進してくれるところに感動しました」と口にする。兄・圭役の中村が「圭は悪者に見られるかもしれませんが、悪者のような気持ちはまったくないので、どのようにそこを表現できるかに気を付けながら演じました」とコメントすると、堀内は「圭がどんどん変わっていく様子を見事に演じていてすごい」と中村の演技を絶賛していた。
イベント終盤には、ウイスキーの熟成期間にちなんで「3年後の自分に向ける言葉」というお題が投げられた。小野は「『好きなもの変わってないですか?』……ラーメン」と回答。早見が「この前の東京国際映画祭のあともラーメン食べていましたよね?」と尋ねると、彼は「レッドカーペットをきらびやかに歩かせていただいたあとに、すっごい脂ギッシュなラーメンを食べに行って、そのギャップに1人でワクワクしてました」とエピソードを披露した。
そのほか早見が「3年って一瞬でしたよね? 先のばししないで即行動しよう」、堀内が「熟成」、吉原が「自分が出あえたステキな大人にあなたはなれていますか?」、細谷が「止まるんじゃねえぞ」と前向きな言葉を掛ける横で、「まだ子供部屋ですか?」と答えた中村。彼は「気に入ったものを衝動買いする癖がありまして、先日40kgある150万円のフィギュアが届きました」と打ち明けてキャスト陣を驚かせる。そして「まだ17才?」と書いた井上は「やめどきがわからない……」と笑っていた。
最後に早見は「琉生と光太郎の2人が主軸で描かれていますが、『この人には共感できるかも』という人物が絶対いると思います。ウイスキーのようにどんどん熟成されて、味わい深い作品になると思いますので、また劇場に足を運んでください」と呼びかけた。
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【イベントレポート】「駒田蒸留所」細谷佳正が小野賢章を褒めまくる、早見沙織は3年後の自分へメッセージ https://t.co/TVPd7SQhUx
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