「神田川のふたり」の上大迫祐希や「ABYSS アビス」の佐々木ありさを輩出した俳優育成プログラム「クリエイターズ・フィールド」。その現役生が、講師を務めてきた演出家の作品に挑む「クリエイターズ・フィールド ショートフィルム セレクション」の第2弾が、11月11日から24日まで東京・下北沢トリウッドで上映される。
第2弾には、
いまおかしんじ コメント
「昔、ポレポレ東中野の前で沖島勲さんにバッタリ会った。沖島さんとちゃんと話したのはこの一回だけだったと思う。沖島さんは映画館の前の通りを眺めながら、ここの風景が好きなんだと言った。二人で通りを眺めた。確かにそう言われれば、線路脇の何でもない風景がいいものに思えた。沖島さんは自分にしか分からないしっくりくる風景に出会うと、それを絵に描いた。それが何枚も残っている。
今回、高円寺で撮ろうと思ってロケハンしていたらカトレア荘に出会った。俺が30年ぐらい前に住んでいたアパートだ。その前に立つと、昔の俺が何度も行き来している情景が浮かんだ。俺はこの風景を残さなければならないと思った。30年も取り壊されもせず残っていたカトレア荘を意地でも撮ろうと決めた。」
門馬直人 コメント
クリエイターズ・フィールドで演技のワークショップからスタートして、2022年初旬、ようやくコロナ禍から少し抜け出した時期に撮影できた企画です。演技のワークショップから始まった企画ということもあり、どうやったら俳優たちに負荷をかけられるか?と考えて、全編ワンカットの撮影を選びました。といいつつも、僕自身がやってみたかった表現やテーマを形にした作品なので、ようやく公開できることをとても嬉しく思っています。演出を最小限に留め、アドリブを含めてキャラクターの表現は各俳優個人に委ねたことで、僕自身も俳優の演出に対して新しい可能性を発見した作品になりました。ぜひ、劇場へお越しいただき、45分のワンカットを体感していただけたらと願っています。
山本浩貴 コメント
ある暴力的な事件をニュースで見たときに、なんとも言えない悲しい気持ちと強い怒りを感じました。「暴力」は理不尽で、人から様々な大事なモノを奪っていきます。その人の夢や、大事な記憶、時間。一度、「暴力」という事柄について、しっかりと考えてみたい、その想いから「スリー・ブレッツ」という物語は生まれました。「暴力」とはなんなのか? 「暴力」の連鎖はなぜ起こるのか? 女子高生とヤクザ、世の中に背を向けて生きている2人が出会い、交流するドラマです。是非、映画館で観て頂けたら嬉しいです。
諸江亮 コメント
「ブラックライン」は困難を乗り越える力と人間の絆に焦点を当てた作品です。
コロナ禍の中で制作された特別な作品であり、コロナ禍に立ち向かうための創造的な方法を探求し、新しい物語を生み出す挑戦でもありました。
この映画は主人公の刑事、麻美が彼女自身も闇の組織に追われ、逆境に挑む姿が物語の魅力になっています。
主演の紗也歌さんをはじめ出演者の皆さんの感情豊かな演技が、物語を深化させ、観客に驚きと緊張感をもたらす作品に仕上がりました。
FeyeAye @FeyeAye
@eiga_natalie https://t.co/iCiKXQgMUj