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フランスで50年以上愛され続ける児童書「プチ・ニコラ」シリーズをもとにした本作。原作者である作家のゴシニとイラストレーターのサンペの実話に「プチ・ニコラ」の物語を交え、子供時代へのノスタルジーと創作の喜びが映し出される。
親友同士を演じた堀内と小野は2人でアフレコ収録に参加。堀内は「音楽や絵に引き込まれ、僕の思いがゴシニにオーバーラップ。これは僕の『プチ・ニコラ』でもあると感じた。魂を入れ込むことで気持ちも入りました」と振り返り、「吹き替えだと声を張ることが多いですが、今回は優しい抑えの演技を意識。大輔の目を見つめながらアフレコしました」と明かす。小野は「僕は画面を見ていたけれど、賢雄さんは僕のことを見ていたのか……!?」と戸惑いつつ「アフレコ中はサンペとして生きたので、ゴシニを演じられた賢雄さんが歳の離れた友達に見える。実際は大先輩ですけど……」と述べ、互いに思いを込めて演じられたことを伝えた。
一方、1人で収録に臨んだ小市は「演じるうえではフランス版の男の子の声のトーンを崩したくなかった。堀内さんや小野さんの声からはナチュラルさや柔らかさが伝わってきたので、ニコラの声を演じる際、柔らかさがありつつ子供ならではの元気さを表現できればと思った。事前にお二人の声を聞けたのがニコラの演技につながりました」と感謝する。堀内は「『こういう子供でありたい』というのが出ている素晴らしい声だった」、小野は「マジで子供がしゃべっていると思った」とそれぞれ絶賛。小市は「今の思い出だけでこの先10年はごはんを食べられる!」と感激した。
最後に小市は「劇中、等身大のニコラくんが出てくるところは涙を誘われます。アフレコでは涙を我慢していましたが、映像チェックで涙を流しました。字幕版も素晴らしいので日本語吹替版とともにご覧ください」とアピール。小野は「ものを作る人の情熱や絆を深く優しく描いた点に感銘を受けました。自分たちが作ったものが、これから先も愛されていくのはうれしいこと。エンタテインメントに携わることへの素晴らしさと尊さを改めて感じさせてくれた作品です」としみじみ語る。堀内は「いい作品に出会って感動するセリフを言えたときは喜びを感じる。自分としても達成感を得た作品です」と手応えをのぞかせた。
映画ナタリー @eiga_natalie
【イベントレポート】「プチ・ニコラ」小野大輔、堀内賢雄と“歳の離れた友達”に「実際は大先輩ですけど…」
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