映画「
同名レーシングゲームをもとにした本作では、ゲームのトッププレイヤーたちを本物のプロレーサーとして育成するために立ち上がった「GTアカデミー」で、夢に向かって奮闘する人々の姿が描かれる。「グランツーリスモ」のプレイに夢中なヤン・マーデンボローをマデクウィ、レーサーを目指すゲームプレイヤーを指導するジャックをハーバー、GTアカデミーを立ち上げたダニーをブルームが演じている。
5月26日にはカンヌ国際映画祭が盛り上がりを見せるカールトン埠頭で、「グランツーリスモ」のキャスト、スタッフらが参加するフォトセッションとメディア向けインタビューが行われた。ブルームは本作について「この映画は夢を追うすべての人間が観るべき作品です」と語り、「ニール・ブロムカンプ監督は素晴らしい映像クリエイターで、アクションシーンは基本的にすべて車の中、サーキットの上で撮影しています。レーシングファンなら、これ以上ないくらいの臨場感で、レースの中にいるような感覚を味わえるはずです」とアピールする。
またマデクウィは「僕はずっと車の中にいて、時速320kmで走っていました。映画から伝わるアドレナリンやスピード感はすべてリアルなものです。グリーンバックで撮ったものは一切ありません」とコメント。「すべてリアルだからこそ、映画を観ていてもタイヤの焼ける匂いが伝わるし、僕の表情や顔の汗から、僕が感じていたものと同じ“G”が体感できるはずです。だからこの映画は車好きにはたまらないはず。さらにストーリーもA級です」と続けた。
そしてブロムカンプは「まさかレーシングゲームである『グランツーリスモ』から映画が作れるとは思いませんでした。しかし脚本を読んだら、見事にテレビゲームと実在する人物の伝記が融合されていました」と言い、「この映画はゲームでレースを疑似体験していたヤン・マーデンボローという人物が、免許もない状態からル・マンの表彰台に立つというなんとも信じ難い実話をもとにした作品なんです」と紹介する。
なお、ハーバー、ブルーム、マデクウィ、ブロムカンプらは5月27日にカンヌ国際映画祭クロージングナイトのレッドカーペットに参加。翌5月28日には世界3大レースの1つモナコグランプリで、レーサーたちの熱き勝負を観戦した。
「グランツーリスモ」は、9月に全国で公開。
モンスターがあらわれた! @Monstars_Corps
『第9地区』『チャッピー』のニール・クロムカンプ監督の新作。普通にレーサーの話かと思ったら、プロゲーマーがリアルなレーサーを目指すという話らしい。#ニール・クロムカンプ https://t.co/8HfOvZrMs5