落語から生まれたオムニバスドラマ「にんげんこわい」WOWOWで放送・配信

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落語の演目をオムニバスドラマ化した「WOWOWオリジナルドラマ にんげんこわい」が2022年2月に放送・配信される。

「WOWOWオリジナルドラマ にんげんこわい」キャスト

「WOWOWオリジナルドラマ にんげんこわい」キャスト

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今回ドラマ化された演目は「心眼」「辰巳の辻占」「紺屋高尾」「宮戸川」。盲目の按摩の目がある日突然開く第1話「心眼」には黒木華東出昌大松本妃代が出演した。ある女郎と彼女の愛を試す男の物語となる第2話「辰巳の辻占」では山本美月岡山天音大東駿介がキャストに名を連ねる。健気な職人の恋物語である第3話「紺屋高尾」に出演したのは永山絢斗瀧内公美きたろう。現在では陰惨な後半部分を演じる落語家がほとんどいないと言われている2話構成の第4話、第5話「宮戸川」では奈緒若葉竜也萩原みのり中島歩が共演した。

「心眼」の脚本を映画「ひらいて」の首藤凜、「辰巳の辻占」のシナリオを劇団・贅沢貧乏山田由梨が執筆。「紺屋高尾」の脚本は演劇ユニット・ブス会*の主宰・ペヤンヌマキ、「宮戸川」のシナリオは劇団・ガレキの太鼓舘そらみが手がけた。

語りを担当する落語家の柳家喬太郎は「落語は温かい話だと思われがちなところもありますが、そうでもありません。人間は残酷です。その残酷を笑いにまぶしながらも、残酷なまま描いているのが落語だと思います」「このドラマは落語を再現するドラマではありません。落語を通して、現代人にも通じる人間の怖さを描いています」とコメントしている。

全5話の「WOWOWオリジナルドラマ にんげんこわい」はWOWOWプライムで2022年2月6日にスタート。WOWOWオンデマンドでは2月6日に第1話から第4話、3月6日に第5話が配信される。

柳家喬太郎 コメント

落語は温かい話だと思われがちなところもありますが、そうでもありません。人間は残酷です。その残酷を笑いにまぶしながらも、残酷なまま描いているのが落語だと思います。このドラマは落語を再現するドラマではありません。落語を通して、現代人にも通じる人間の怖さを描いています。ですので、私も、落語に対する固定観念を捨てて、一人の視聴者として拝見することができました。そして、もっと見たくなりました。普段は落語を聞かない役者さんもいたと思いますが、落語の世界の人物を演じてくれていることが、すごく新鮮でした。このドラマを通して、一人でも二人でも落語を聞いてくれる人が増えるといいなと思います。

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石田⚾敦子 @ishida_atsuko

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