テレビアニメ「ひそねとまそたん」が、4月12日より放送される。本作は「シン・ゴジラ」の監督を務めた樋口真嗣の最新作であり、彼が久々に手がけるオリジナルのアニメーション作品だ。脚本は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」など数々のヒット作を輩出してきた岡田麿里、アニメーション制作はボンズが担当。そのほか青木俊直、伊藤嘉之、河森正治、コヤマシゲト、okama、岩崎太整ら、脇を固めるスタッフも豪華な布陣で注目を浴びている。
アニメの放送開始に先がけ、コミックナタリーでは特集企画を実施。各界の著名人8名にできあがったばかりの第1、2話を視聴してもらい、応援コメントを寄せてもらった。現代に生きるドラゴンと、それをお世話する航空自衛隊の少女たちが織りなす本作をどう観たのか。十人十色の意見を読んで、期待を高めよう。
総監督を務めるのは「シン・ゴジラ」の樋口真嗣、脚本は「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」の岡田麿里。これまで実写作品を手がけることが多かった樋口が、「岡田さんとだったらできるかもしれない」と久々に手がけるオリジナルのアニメーション作品だ。キャラクター原案は青木俊直、キャラクターデザインは伊藤嘉之、メインメカニックデザインは河森正治、モンスターコンセプトデザインはコヤマシゲト、コンセプトデザインはokama、音楽は岩崎太整氏と、アニメ界を牽引する豪華な布陣がボンズに集結し、航空自衛隊が管理するドラゴンと新人搭乗員たちのお仕事ストーリーを紡いでいく。
「私は、君とソラを飛ぶ。」
甘粕ひそねは、航空自衛隊の岐阜基地に着任したばかりの新人。素直すぎて無意識で他人を傷つけるのに疲れ、任期限定の自衛官を選んだのだ。
しかし運命の出会いが、彼女の人生を根底から変える。
基地に秘匿された戦闘機に擬態するドラゴンがひそねを選び、大空高く舞いあがったのだ。
こうしてひそねは、「OTF(変態飛翔生体)」であるドラゴンに乗りこむ飛行要員となった。国家的な命運を左右するとも言われるドラゴンには、果たしてどんな秘密が隠されているのだろうか……。
- 甘粕ひそね(CV:久野美咲)
- 航空自衛隊岐阜基地の新人。素直でまじめな性格だが、嘘がつけないあまりに人を傷つけてしまうことを自覚してから、周囲から浮くことを避けるように。基地に着任早々、伝説のドラゴン“まそたん”に遭遇し、飲みこまれてしまったことをきっかけにDパイ(ドラゴンパイロット)に選ばれる。
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- 貝崎名緒(CV:黒沢ともよ)
- 岐阜基地の小柄なDパイ候補生。気の強い性格で、ヤンキーのように喧嘩腰で会話をふっかけることも。母親もかつてはDパイであり、名緒もひそねがくるまではDパイの最有力候補だったが、ドラゴンには受け入れてもらえなかった。ひそねを嫉妬するあまり、他愛のない意地悪を続けるが、実は人一倍の努力家。
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- 星野絵瑠(CV:河瀬茉希)
- 福岡県築城基地勤務のドラゴンパイロット。文武両道の才媛で、外見もよく性格はクール。凛々しくてプライドの高い言動をするなど、エースパイロットを意識したふるまいを好むが、OTF(変態飛翔生体)に対する理解力は低く、周囲からは持て余されていた様子。
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- 絹番莉々子(CV:新井里美)
- 青森県三沢基地のドラゴンパイロット。冷静かつ頭脳派で、頭が回りすぎて万事に対して最低ラインを先に見極める。そのおかげで、なにかとマイナス思考に。視線恐怖症でいつも半泣き、ハンカチが手放せない。ただし場や空気はすぐに読めるため、状況判断能力は極めて高い。
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- 日登美真弓(CV:名塚佳織)
- 埼玉県入間基地のドラゴンパイロット。大きな身体でのんびりと気は優しく、いつも穏やかに笑みを浮かべている。もともとは動物園勤務で、猛獣に懐かれているところを基地の人間にスカウトされた。ドラゴンの言葉や気持ちが自然とわかるらしく、みんなに通訳してくれる。
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- F-15J
ニックネーム:まそたん
(CV:神田松之丞) - 偽装種別:F-15J戦闘機
所属:岐阜基地
搭乗員:甘粕ひそね
全幅:13.1m(F形態時)
全長:19.4m(F形態時)
全高:5.6m(F形態時)
特徴:巨大な翼と長い尾を有するドラゴン。性格は素直でマジメだが、人見知りする。 - 設定画を見る
- 「ひそねとまそたん」
- TOKYO MX:2018年4月12日(木)24:00~
BSフジ:2018年4月12日(木)24:00~
岐阜放送:2018年4月12日(木)24:45~
MBS:2018年4月17日(火)26:30~
- スタッフ
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原作:BONES・樋口真嗣・岡田麿里
総監督:樋口真嗣
監督:小林寛
シリーズ構成:岡田麿里
キャラクター原案:青木俊直
キャラクターデザイン:伊藤嘉之
メインメカニックデザイン:河森正治
モンスターコンセプトデザイン:コヤマシゲト
コンセプトデザイン:okama
アニメーション制作:ボンズ
- キャスト
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甘粕ひそね:久野美咲
貝崎名緒:黒沢ともよ
星野絵瑠:河瀬茉希
絹番莉々子:新井里美
日登美真弓:名塚佳織
樋本貞:朴璐美
小此木榛人:梶裕貴
財投豊:徳本恭敏
柿保令美:釘宮理恵
幾嶋博己:諏訪部順一
曽々田弘:中田譲治
まそたん:神田松之丞
©BONES・樋口真嗣・岡田麿里/「ひそねとまそたん」飛実団
2018年4月11日更新
足立梨花
まずこの「ひそねとまそたん」は一言でいうと癒される!!!
素直すぎるひそねちゃんのことを応援したくなります。そして、なんと言ってもまそたんが可愛い!
あのちょっとしたツンデレ的な!?あの表情がたまんないです!
キャラクターも、絵も、声も、音楽も、可愛いがいっぱいつまっていました。
今までうまくいかなかったひそねちゃんがまそたんと出会ったことによってどう変化していくのか、そして、Dパイとしてどう成長していくのか、これからが楽しみです!
イシデ電
街のそこらじゅうで青木俊直さんのお仕事が見られる世の中を希望しているのでまずはしめしめという思いです。
さわやかで率直でズッコケなキャラクターたち、背景やメカの描線もざらっとモコッとあたたかくて一体感があり、眺めて心地よいです。バイクの描写が気難しくてかわいくて好き!
オタクしゃべりの主人公、ひそねの個性を把握したとき「あーーーいいねーーー!」とひざを打ちました。言葉に言葉を積み重ねたからって理解に近づくとは限らないあの感じ、うわあああ!笑
彼女に湧くいたたまれない親近感とか、まそたんがカチカチの航空機になった姿がほかと比べて飛び抜けてかっこよかったりしないところとか、平凡であることと特別であることのバランスが細やかで真面目でうれしくなります。
まそたんの胃腸はまあまあ心配です。ジョアあげたい。ブルーベリー味もおいしいよ。
雁須磨子
まそたんめちゃめちゃかわいいかっこいいです。戦闘機の音を聞くと福岡にいた頃を思いだします。
戸田真琴
幼いころ、母に手を引かれて行った空軍基地のお祭り。陽の光を真っ白な線状に照り返し、深いブルーの特殊戦闘機は曲芸飛行隊となって隊列を組んで飛び回った。
何よりも素早く、何よりも高く飛んでいくその流線型はびくりとも動かない地上をうんと引き離し、その起動で見慣れた空を四方八方から切り刻み、自由に一番近い有り様というものを、ちいさな私にはじめて教えるようだった。
あの戦闘機がいつか向かうのが戦場でなく、ただのだだっ広い大空、ずうっと続いていく朝と夜のあいだのあのパステル画のグラデーション、替えようのないキミと見ていくための鮮やかな空だったならどれだけいいだろう。
本音を包み隠さず出してしまうことで周りにうまく溶け込めないまま生きてきた”ひそね”と、飛行機のコスプレをさせられないと空を飛び回ることができないドラゴン、“まそたん”。
ひとりと一匹の、偶然か必然なのかもわからぬ縁には、孤独の弾ける瞬間への憧れと、特別な者としての証・黄金の切符への渇望、そして幼いころから夢想してきた戦闘機と架空の生命体への執拗な愛着がすべて詰まっている。
「自分にしか分からない"何か/誰か"と、心を交わしたい。」
そんな人としての切ない欲望を持ったまま、あの見上げた空の色を忘れないまま、きっと大人になってしまった。
あの空を飛んでいた特殊戦闘機、もしも飛行機のコスプレをしたドラゴンだったなら、大人になる暇なんてないくらい夢を見てしまったのかもしれないな。
カメラマン 福島裕二
有野晋哉
「これ見てください、面白かったらコメントください。」と、マネージャーに言われアニメを渡された。ゲームと漫画で忙しいからアニメまで観られへんで、何この名前?変なの と、言いながら帰って見たら、50秒の所で惹かれ、6分20秒でハマり、1話終わる頃にはタイトルを覚えた。
“ひそねとまそたん”
面白い!丸ごとファンタジーなんじゃなくて、現代の中にあるファンタジー。僕が好きな世界観。自衛隊って仕事って事は、隣国はどうなん?これ回収されるのか?ってちょこちょこ出てくる疑問。僕の1番の疑問はヤクルトのおばさんです。あれ正体ドラゴンやと思う。
“ひそねとまそたん”
最後まで観ます。ただ、まそたんだけが覚え難い。感想はツイッターに書き込みますね。
大根仁
ありそうでなかった、でもちょっと懐かしさも感じる不思議な作品でした。一話と二話を観させていただいたのですが、まだまだ物語が動いていないのに目が離せない。立ち上がりはゆっくりしていますが、まそたん同様、高く広く自由に飛び回るアニメになることを期待しています!
栗山千明
豪華なクリエーターが集まり、どんなアニメを生み出すのか、というのだけでも「ひそねとまそたん」に注目が集まるではないでしょうか?
私は先取りして2話まで観せていただきました。
主人公のひそねとドラゴンのまそたんが少しずつ仲良くなっていく姿に感動し泣けちゃいました。
優しい気持ちになるストーリー、キャラクターやドラゴンの可愛らしさ、そして空を飛ぶシーンの爽快さ、最高です!
ドラゴンや飛行機が出てくることもあり最初は男性向けなお話かと思いましたが女性も充分に楽しめる作品です。
ひそねとまそたんに、これからどんな事が起こっていくのか続きがとっても楽しみです!
本郷奏多
樋口真嗣監督×巨大生物。
これだけで、面白い作品であることは間違いないのでしょう。
魅力的で可愛らしいキャラクター達によって、これからどんな物語が織り成されるのかとても楽しみです。
そしてドラゴンに乗るというイメージとは程遠い、衝撃的な搭乗方法…。是非お楽しみに!