「2021年 第52回星雲賞」にて、
「鬼灯の冷徹」は広大な地獄を舞台に、閻魔大王の第一補佐官・鬼灯をはじめとする地獄の面々の楽しい日々を描くコメディ。モーニング(講談社)で2011年から2020年にかけて発表され、単行本は全31巻が発売されている。一方の「きみを死なせないための物語」は人類が地球に住めなくなった未来を舞台にした物語。成長が遅く寿命の長い“ネオテニイ”と呼ばれる新人類で、宇宙に浮かぶ居住施設・コクーンで暮らす幼なじみ4人組の数奇な運命が展開された。月刊ミステリーボニータ(秋田書店)で2016年から2021年にかけて連載され、番外編が収録される最終9巻が8月16日に刊行される。
1970年に創設された星雲賞は、日本でもっとも長い歴史を誇るSF賞。前年度に発表されたSF作品およびSF活動を対象に、「日本SF大会」参加者の投票により受賞作品が決定する。なお部門は日本長編部門、海外長編部門、日本短編部門、海外短編部門、メディア部門、コミック部門、アート部門、ノンフィクション部門、自由部門の9つ。
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「鬼灯の冷徹」と「きみを死なせないための物語」が星雲賞を受賞
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