さてさて早速...昨日のリベンジ
今回は少し確実な機材
学生時代に新品で買った*1ヤシカマット
なので大学生気分を思い出して
でも母校ではなく京都大学・吉田キャンパスへ
コレはしっかりと動作していて
しかも6x6cm二眼レフとしては小型軽量
かなり軽快に撮影を進められます
ちなみにこの始めの3枚は
下から1枚目2枚目...と進みます
そして上の3コマ目
こうして見るとまぁ普通
フィルムで撮影したって言わなければ
見ただけでは判りませんよね
それはもう自己満足だけの世界
スキャナのお陰ですね
1971年発売のカメラが
1984年頃にまだ販売されていたんです
しかも当時でも安い¥41,000.-
シンプルで拡張性もない代わりに
これだけで完結していて
学生の身にはとても有難いカメラでした
露出計もいちおう持参して
内蔵メーターも動いていましたが
結局『まぁこんなもんだろう』と言う感じ
小学生の頃に覚えた大まかすぎる晴での露出
ASA*2100ならF8で1/250秒
明るい曇りなら5.6-1/125っていう具合
HP5+は400なので11-250でだいたい行けるでしょう
ネガ撮りはまぁそんなもんです
ただやっぱりまたひとつ”やらかし”が...
フィルム装填時に『スタートマーク』を合わせるのですが
120なのに220フィルムのマークに合わせ*3てしまい...
老眼と乱視でちゃんと見えてなかったんです
その所為で12コマ目がこんな状態に
現像リールの固定部分でこうなりました
気に入りのアングルだったのに
気を取り直して
今度は”二号印画紙”を意識した
柔らかめに仕上げてみたキャンパスの裏手
自転車置き場の風景なんて
刻が流れてもあまり変わらないものです
講義のある建物の前にこそ
多くの自転車が溜まって駐められています
そう言えばその昔
キャンパスに自動ドアなんて無かったよなぁ...
今度は四号印画紙風味
まぁでもキャンパスの風景で一番変わったのは
『立て看』や『情宣ビラ』が無いこと
スッキリ綺麗ではありますが
旧い人間は「エネルギーを感じんなぁ...」なんて
溜息を吐いてしまいます
こういう隅っこの陰日向に
ちょっとほっこりしてしまう冷え込んだ朝
仄暗い枝葉は実体なのか影なのか
もう綯い交ぜになって
学舎間の通路は低い陽は差さず
落ち葉が風に掃き寄せられていました
そして最後のカットも
やっぱり「ズレ」でこんな状態に
デジタルではあり得ないことなので
それも良しとしましょうか
今日も今日とて2本でお終い
カメラは長年の友・ヤシカマット
10年以上は放ったらかしだった*4のに
内蔵の露出計も動作していて
全く問題無く撮影出来ることに感謝です
スタートマークの見間違いさえないれば...とは
結局こちらの衰えの所為
半世紀を経てもなんてことは無い
こういうカメラは貴いですね
フィルムは
当時は使ったことが無かったHP5
トライXやネオパンSSなんかを
よく使っていましたが
どちらも多分二百数十円だったはず
このHP5は1本1300円!?
私には恐ろしく高価に思えます
昨日のMAMIYA C220もこのYASHICA MAT 124Gも
二眼レフの標準はウエストレベル*5
ミラーで一度反射しただけのファインダー画面は
上下は正像ながら左右は逆
ハッセル503やマミヤRZも使っていて
当時はなんて事無くフレーミングしていましたが
ミラーレスのバリングル液晶になれてしまった身には
久しぶりのコレは難しかったです
*1:大学に入ってすぐ、初めて買ったブローニーサイズ:6x6cm判のカメラ。これで二眼レフスナップも、120フィルムの現像も始めました。でもこれもまた既に売ってしまったので、これは人からの借り物です。
*2:当時はまだISO規格ではなく、感度はASAで表示していました。
*3:120は全長裏紙付きの標準長さ=6x6cmで12枚撮り。220は途中裏紙無しの長尺=6x6cmで24枚撮り。装填時にはフィルム裏紙に印字されたマークと、カメラ側のマークを合わせるのですが、それぞれ少し位置が違うのです。
*4:電池だけは半年前くらいに替えました
*5:上からピントグラスを覗き込んで、ウエスト付近にカメラを構える。