今年のお花見はまたドライブ花見とあいなりました。
花見目的で通ったのではなく、イレギュラーな桐の通院のために地元のいつもの道を通ったらちょうど桜が満開だったという。
行きはもう桜なんか見る余裕全然なくて、帰りにやっと「ああ満開だなあ」と思いながら眺める余裕が生まれてました笑
桐の病院は、もー……。前日の深夜に誤飲系のアクシデントが発生して、眠りたくても眠れない苦しそうな桐を撫でながら、たまに桐が寝落ちするとそれはそれで不安になって何度も何度も呼吸を確認して、「もしかしたら死んじゃうかも……」というどマイナスな心持ちになっていた一晩でした。私もずっと撫でていたから一時間くらいしか寝れずに朝いちで病院に向かいました。
幸い心配していたような事態にはなっていなくて、病院でちゃんと薬ももらって今は元気なので大丈夫なんですが。
今年八歳。うちに来て初めて桐の死が頭によぎる体験をしました。
長く生きる生き物と暮らしていたらそういう機会は絶対に避けられないとはいえ、もう、ちょっと、こういう気持ちは最後の看取りだけで済ませたいから本当に気をつけよう、と身を引き締めました。
それと実は先代犬が死んだ日も桜の時期で、その時は看取った病院の帰り道に満開のこの同じ道を通らなければいけなくなり、ボロボロ泣きながら「こんな時にきれいに咲きやがって桜なんか嫌いだからもう花見なんかしない」と八つ当たりしていたっけな、と思い出しました。
今年はなんだか感情的にとてもせわしない桜のシーズンです。