ドスコイ! 花輪で出会った、全力図書館!!
鉱山や温泉、ホルモンなど、自然や食べ物などのエネルギーが印象的な鹿角市ですが、エネルギーの塊はここにもありました。「鹿角市立(かづのしりつ)花輪図書館(はなわとしょかん)」。鹿角市を旅するなかでふらり立ち寄ったこの場所で…
編集・文:竹内厚 写真:船橋陽馬
2018.06.06
五城目といえば朝市というくらい、毎月2、5、7、0のつく日に開催される朝市はよく知られていて、市の立つ中心街の下タ町通りは、通称・朝市通りとも呼ばれています。
そんな朝市通りの入り口にあるのが、いまや全国に知られる日本酒ブランド「一白水成」の蔵元、福禄寿酒造。まさに五城目を代表する地元企業でもあるのですが、そんな福禄寿が新しいスペースをオープンしたと聞いて、早速駆けつけました。
大変な苦労をされながら、登録有形文化財にも指定された歴史的建造物の酒蔵を維持、見学の機会を設けるなどしてきた福禄寿が、どうしてまた新拠点をつくったのでしょう。 16代目蔵元、渡邉康衛さんの話です。
——酒蔵の見学だけでは伝えきれないものがあったといことですか。
——蔵としての歴史もかなりありますから。
——これまでは酒蔵の印象だけになってたかもしれないと。けど、酒蔵見学ってそういうもんだとも思ってました。
——土地に育まれるようにしてつくられる日本酒だから、まさに五城目を伝えることは、福禄寿を伝えることに等しくなる。
——日本酒を飲むこともできるけど、飲まなくても全然楽しめる場所になってるんですね。
——珈琲もHIKOBEのウリのひとつ。
——福禄寿のアンテナショップというだけでなく、いわば五城目という町そのものの発信拠点なんですね、HIKOBEは。
——地元を言い訳にしたくない。
——この人とならやれるという人を見つけていくということですね。
——渡邉さんから見て、今の五城目はどう見えていますか。
——そういうことじゃないんだと。
——地元の人間だけでは見つけられなかった魅力がある。
——一白水成の福禄寿とだけ認識していた人も、HIKOBEに来れば五城目と福禄寿の縁を強く感じられそうです。
【下タ町醸し室 HIKOBE】
〈住所〉南秋田郡五城目町字下タ町236-2
〈時間〉平日/10:00〜17:30
土日祝/9:00〜13:00 ※朝市が開催される日(下一桁が2・5・7・0)のみ営業
〈HP〉https://hikobe.fukurokuju.jp/
〈TEL〉018-838-1033