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金蓮寺 - 土佐西国三十三観音霊場第29番
[ 高知県吾川郡いの町旭町 ] 伊野の大国さん椙本神社の前の道を東に約380m程行った、伊野小学校の手前にあるがです。真言宗 智山派のお寺で、別府山威福院金蓮寺と言い、土佐西国三十三観音霊場第29番で御本尊は如意輪観音菩薩ながです。明治元年3月に、神道国教化をするために新政府が発布した神仏分離令、即ち廃仏毀釈によって一時は廃寺になっっちょりますが、それから僅か16年後の明治16年(1883)に、再興されちょります。...
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安田不動の滝 - 6月にゃ色鮮やかな紫陽花が見られます
[ 高知県安芸郡安田町不動 ] 高知側から安田川を渡り、約650m程東に行った山側に、不動堂はあるがです。 お堂の左側を上がって行くと、お不動さんをお祀しちゅう、こんまい(小さい)祠と、不動の滝があるがです。 滝と云うから大きな落差の滝をイメージするけんど、落差は10mあるかないか位の滝ながです。因みに、ここはアジサイでもちょっとは知られちゅう所ながです。毎年6月になると「あじさいまつり」も開かれ、境内周辺に...
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大平寺 - 土佐一条氏第3代・一条房基が天文年間に防衛目的に修復
[ 高知県四万十市右山五月町 ]此処は、四万十市(旧・中村市)にある、臨済宗妙心寺派の禅寺・大平寺ながです。南北朝時代の文和年間(1352 - 1355)、海峰性公(尼僧)が開基となり、伊予照源寺の大仙を開山として創建されたとある。近世の土佐国の地誌である『南路志』は、海峰性公が泉巌覚雲の助力を得て創建したとする。寺の過去帳によれば、泉巌覚雲は応安3年(1370年)に没しており、太平寺の創建は同年以前ということにな...
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定福寺 - 夏は大賀ハスが咲き、秋は紅葉で有名な、僧・行基が開創
[ 高知県長岡郡大豊町粟生 ]最寄りの駅は、徳島県との県境に近いJRの「豊永駅」で、二駅先が徳島県になるJR「大歩危駅」という、ハッキリ言って非常に交通の不便な所ながです。と言うのは、普通列車しか停車せず、それも非常に便数の少ない駅ながです。そんな不便な駅に態々降り立ったのは、春は「桜」、夏には「大賀ハス」が咲き、秋には「紅葉」で有名なお寺さんで、新四国曼荼羅霊場第61番札所であり、一度は行って見たいと思...
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妙智山五福寺衣笠妙念堂 - 土佐西国三十三観音霊場第16番
[ 高知県南国市稲生宮の前 ]場所は南国市稲生の北側に聳える鉢伏山の東南麓の衣笠にあるがですが、「衣笠」の地名の由来は、土佐の国司として土佐に来た、紀貫之が京都の「衣笠」に似いちゅう所から、名付けられたとも言われちょります。左が五福寺衣笠妙念堂ですけんど、右側は赤い鳥居の扁額にゃ「正一位稲荷大明神」(旧村社)とあり、御祭神は宇迦之御魂神(ウカノミタマノカミ)を祀るお稲荷さんが鎮座しちょります。 左の...
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大通寺観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第32番
[ 高知県高知市神田 ]場所は、高知市神田にある三所神社の境内の南東隅に、土佐西国三十三観音霊場第32番の大通寺観音堂はあります。元は直ぐ南側の山にあった様ですが、大正8年(1919)に現在の場所に移転しちょります。 『南路志』によると、江戸時代以前に高岡郡蓮池村から移転して来た「明王院大通寺」の名があり、また、『皆山集』には「高知城坤(ひつじさる)方 神田村観音堂アリ 此在所二寺ナシ この堂ハ常ハ 常通寺塔...
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鷲尾山観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第19番
[ 高知県高知市孕西町 ]場所的には、高知市内から横浜・桂浜方面に抜ける新宇津野トンネルの約550m西の、宇津野山の北側の麓ながです。 下からは、頂上までほぼ直線の石段の参道もありますけんど、ちょっと急勾配なので、今回は坂道の方から上って見たがです。 お堂のある場所は、標高約33m。 御本尊は、十一面観音で、頭上に11の顔を持っちょる慈悲の仏さんで、除厄の御利益があるともされる観音さんです。 明治維新後の廃仏毀...
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極楽寺 - 四国三十六不動霊場・第15番札所
[ 高知県安芸市赤野甲 ]場所は、以前御紹介した矢流古戦場の碑のあるレストラン矢流の海側で、サイクリングロードを挟んだ断崖の上に祀られちょります。 八流古戦場 - 土佐国統一を目指す長宗我部元親と安芸国虎の合戦地 2020-08-22 真言宗醍醐派のお寺さんで、八流山極楽寺と言うがです。御本尊は波切不動明王さんで、不動明王を手助けするの三十六童子は師子慧童子じゃとか。 因みに、三十六童子とは、その名を唱えれば悪霊...
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中谷山十方寺観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第21番で雪蹊寺の奥ノ院
[ 高知県高知市横浜 ]中谷山十方寺観音堂は、高知市内から高知県道34号桂浜はりまや線を南に走り、「ドラッグストアmac横浜東店」前交差点の西北の標高約34mの山中にあるがです。登り口にゃ、土佐西国第21番の石柱が建てられちょります。 途中から竹林になっちょります石段を登って行くと、お堂があるがです。 御本尊は聖観音菩薩.。『南路史』や『皆山集』には、昔は大きなお寺じゃったとあるけんど、江戸時代中期にはお堂だけ...
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お天狗さま - 真夜中に天狗が降臨する場所
[ 高知県高知市朝倉東町 ]ブラブラ散策しよったら、「こりゃー、何じゃろー?」と思うような祠や神社などがあるけんど、此処もその一つながです。写真を撮ったがは、もう10年程前にもなる石南神社を撮影した日の事じゃけんど、撮影して東側に廻ったら”こんまい(小さな)”祠があり「お天狗さま」と書かれ看板が目に付いたがです。 八頭神社・中津神社・石南神社 - 戦で亡くなった戦国武将を祀る 2016-10-09 「お天狗さま?」・...
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戸板島地蔵 - 天明の大飢饉と大洪水に苦しめられた農民の窮状を救うため
[ 高知県香南市野市戸板島 ]物部川に架かる戸板島橋の下流約230mの左岸(香南市側)堤防下の河川敷に、この地蔵堂はあるがです。写真左側の石柱にゃ、下記の様にある。正面・霊験地蔵右面・八王山蓮光院左面・高天原通称・戸板島地蔵と呼ばれちょりますが、八王山蓮光院と言う地蔵堂のようですが、「左面・高天原」の意味は判りませんが。因みに、高知市大津にある「高天ヶ原」と何ぞ関係があるがじゃろーか?・・・・・ 地蔵尊...
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大乗山観音寺正壽院 - 土佐西国三十三観音霊場第15番
[ 高知県南国市里改田野尻 ]南国市の県道45号線沿いにある南国流通団地の西北、琴平神社(金毘羅神社)の北側の山裾に大乗山観音寺正壽院があるがです。地図では「里の堂」とある。階段を登って行くと鳥居があり扁額にゃ「厄抜聖観音」と「金毘羅大権現」と記名されちょります。御本尊は聖観音で厄除けに御利益があると言う事で、「厄抜聖観音」と呼ばれちょるようです。「金毘羅大権現」とあるのは、琴平神社(金毘羅神社)の...
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首切り地蔵 - 伝承じゃと山田氏一族・山田監物長秀の墓があった場所とか
[ 高知県香美市土佐山田町栄町 ]撮り貯めた写真からのネタです。絶版になっちょった市原麟一郎・著『山田・南国伝説散歩』を手に入れ、見寄ったら記憶にあるお地蔵さんが「首切り地蔵」として掲載されちょり、子細が分かった次第ながです。首切り地蔵(抜粋)ここは談議所城主で、長宗我部国親の軍勢と戦って破れた山田監物の墓のあったところだという。【 参考・引用 】 土佐伝説散歩シリーズ5 『山田・南国伝説散歩』 市...
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八幡観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場の番外寺
[ 高知県南国市岡豊町 ]此処は、案内表示もないき、ちょっと判りにくいけんど、旧国道32号線沿いにある岡豊郵便局の北側の山の中にあるがです。登って行くと、途中に猿田彦神社があり、その上に、お堂が建っちょります。お堂は、棟続きに左右二つあり、向かって右が聖観音堂、左がになっちょり、番外・聖観音菩薩が祀られちょる「八幡観音堂」は右側のお堂の様です。因みに、左の馬頭観音堂の馬頭観音菩薩は不心得者に盗まれて...
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多宝坊観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第13番
[ 高知県南国市大埇乙 ]南国市の香長中学校の東約600mの下田川の近くに、お堂はあります。因みに、背後の高架は高知南国道路で、約2Km東が、高知龍馬空港ICになるがです。 今から三百十余年前、延宝五年十月に建立され「多宝坊観音堂」と名付けられた第四代藩主山内豊昌公母堂「善光院」の発願により土佐西国三十三番の霊場が開かれ第十三番となり「関の堂」と呼ばれ親しまれている厨子の正面に山内家家紋「三つ葉柏」がみられる...
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穴地蔵 - 岩屋で弘法大師や性空上人も修行をしたとの伝説が残る
[ 高知県土佐市谷地 ]以前御紹介しちょります、土佐市谷地にある法華寺跡の仁王門から道なりに800m程南の山の方に上った場所に、この穴地蔵さんが祀られちょります。谷地の木造金剛力士像と影向の杉 - どちらも県と市の指定文化財 2016-12-13 正式名称は「岩屋地蔵」という。岩窟の中に三体が鎮座し、中央が本尊である。藩政のころ、岩淵某という郷士が、法華寺へ石地蔵を奉納しようと持参したところ、「出来が悪い」と、住僧が...
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影山の地蔵寺 - 土佐七福神霊場・寿老人を祀る
[ 高知県香美市土佐山田町影山 ]県道22号龍河洞公園線のバス停・龍河洞温泉から約0.65Km上った道路傍に、地蔵堂はあります。高野山真言宗派の照影山 宇田寺で、通称・ 影山の地蔵寺と言うそうで、此処が土佐七福神の寿老人を祀る霊場になっちょります。地蔵寺の南にある標高223mの大峰山は、奈良県吉野郡天川村にある修験道の寺院・大峯山寺を勧請しちょるようで、此処も頂上付近に金剛蔵王権現を祀っちょるようですので、修験道...
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善福寺 - 土佐七福神霊場・福禄寿を祀る旧札所
[ 高知県土佐市本村 ]高知道・土佐PAの北側を国道56号が走っちょりますが、そこから西に1.2Km程の処の道路左側に「カロト生花エビネ寒蘭店」があるがですが、善福寺はその道路反対側にあるがです。善福寺は、土佐七福神霊場の福禄寿を祀る旧札所じゃったがです。福禄寿は「幸福」の福、「身分」を表す禄、「寿命」を表わす寿の三文字からなり、長寿の神さんで、阿弥陀堂に安置されちゅう御本尊の阿弥陀さんの左脇に安置されちょ...
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大徳寺 - 「四国三十三観音霊場」・「土佐七福神霊場」の一つ
[ 高知県南国市大そね ]南国市大埇の吾岡山の南東の麓にある、真言宗高野山派の吾岡山延寿院大徳寺。御本尊は波切り不動。剣は悪事を断ち切り縄は煩悩を縛り覚りをひらき火炎は世間の闇を照らし迷いや災難を焼き尽くす種々の煩悩を焼き尽くし悪魔を降伏し行者を擁護して菩提を得させる明王として信仰された 境内にある聖観音さんは四国ぼけ封じ三十三観音霊場の12番ながで、高知にゃ四国ぼけ封じ三十三観音霊場は6ヶ所あり、高知...
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円行寺の薬師堂 - 朝倉神社に関わる怪異が本山氏の衰退に繋がる
[ 高知県高知市円行寺 ]高知市円行寺の集落の奥に、日吉神社の鎮守の森があるがですが、元は医王山秘蔵院円行寺と言う真言宗の大寺で、御本尊は薬師如来(現・県文化財)と言う、奈良時代に行基が開基したとも伝わる由緒ある寺院じゃったそうです。長宗我部氏の興亡を記した軍記『土佐物語』にも、「七八町に作り並べたる寺堂・廻廊・鐘楼・経蔵・仁王門・工人妙を盡し(これ以上もない細工を施し)の丹青(赤・青の彩色)を飾り...
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西島観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第9番
[ 高知県南国市廿枝下掘 ]国分寺の南を流れる国分川の南の田園の中に、然程大きゅうもない鎮守の森があり、第九番・西島観音堂が建立されちょります。 西島観音堂の由来当観音堂は 土佐西国三十三ヶ所霊場の九番目に当たり 聖観音を祀られる抑々 この霊場は 約三百年前 土佐四代藩主山内豊昌公の母堂善光院のご慈悲により 人々の幸福を願わる御心から 霊験あらたかな西国三十三ヶ所霊場のみ霊をお迎えして 各地に観音堂を建立し...
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戸波積善寺 2 - 『まんが日本昔ばなし』で放送された民話「お不動さま」は実話
[ 高知県土佐市積善寺 ]前回の続きです。この戸波積善寺にゃ、こんなような民話が残っちょります。むかし、土佐の高岡に、お不動さんを祀る積善寺というお寺があった。ある日のこと、狩りに出かけた家老と家来は、帰り道休憩の為、この寺に立ち寄ったと。ところが、家老は不動堂のお不動さんを一目で気に入り、和尚さんに有無を言わせず強引に持ち帰り、屋敷門の脇に据えた。その夜、家老が酒を飲みよったら、急に雷鳴が轟き、嵐...
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戸波積善寺 1 - 大平権藤国興と長宗我部元親に所縁の地
[ 高知県土佐市積善寺 ]この戸波積善寺を探したがは2016年の事ながですが、『春野町史』の中に、谷秦山の『土佐遺語』に大平氏の事を「古老伝えて云う。(中略)永禄九年丙権頭某 秦氏(幡多・一条氏の間違い)に敗るる所となり、戸波積善寺に自殺する。」 との記述があるとの一文を見て、探して見ることにしたがです。所が、色々調べてみたけんど土佐市戸波積善寺の地域は分かったがですが、肝心の「戸波積善寺」と言う寺社が何...
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五台山竹林寺金色院聖天堂 - 土佐西国三十三観音霊場第1番
[ 高知県高知市五台山 ]土佐西国三十三観音霊場の第一番は、四国八十八ヶ所霊場・第三十一番札所になる五台山竹林寺にあるがです。本堂・文殊堂の東脇(向かって右側)から、奥に細い参道が続いちょり、鳥居を潜り参道を奥に進むと、聖天堂があるがです。御本尊は千手観音。千本の手と、その手のひらに目がある観音さんで、手のひらの千個の目を通して人々の苦難を見て救いの手を差し伸べてくれるという、ありがたい観音さんなが...
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三谷寺 弘法院 - 土佐西国三十三観音霊場第3番・千手観音菩薩
[ 高知県高知市三谷 ]高知市街地の北に連なる北山の中腹、標高約250mの処に、古くから三谷の集落があるがですが、その集落の上の方にこの三谷寺はあるがです。以前ご紹介しちょりますが、お寺の参道入口傍にゃ、谷干城の別荘跡地が残る場所ながです。谷干城別荘跡 - 北山の三谷集落で晩年を過ごした別荘跡 2015.12.23 秦泉寺から三谷へは、谷川沿いに山道が続き道沿いにゃ西国三十三観音石像が並んじょりましたが、今は如何なっ...
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西之寺観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第8番
[ 高知県南国市岡豊町常通寺島 ]後で分かったことじゃけんど、県道252線の方から参道のような道があったけんど、この時にゃ気づかず周辺をうろうろ探し回り、 見つけたがは西之寺の西側を流れるこんまい用水沿いの裏口から入ったようながです・・・・・。用水路に架かるコンクリートの橋を渡った裏口からの境内右側にゃ、お地蔵さんが並んじょりました。 境内にゃ、写真の観音堂しか無いけんど、実は此処は、長宗我部氏の菩提寺...
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瑞松寺観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第12番・聖観音菩薩
[ 高知県南国市下野田 ]土佐くろしお鉄道 ごめん・なはり線の御免町駅の東約500mの場所に瑞松(ずいしょう)寺観音堂はあるがです。 御本尊は馬頭観音菩薩です。 『南路志』にゃ、長宗我部元親の時代、観音堂の他に阿弥陀堂や地蔵堂があり、寺領地が八反余りあったそうながです。米1石の収穫が上げられる田んぼの面積が1反でしたき、米8石分の田んぼの面積になる1反は畳600畳分一辺が約31.5mの正方形と同じ広さで、面積にして31....
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雪蹊寺観音堂 - 土佐西国三十三観音霊場第20番・馬頭観音菩薩
[ 高知県高知市長浜・雪蹊寺 ]四国霊場第三十三番札所・ 雪蹊寺の参道左側に、この雪蹊寺観音堂はお祀りされちょります。 御本尊は馬頭観音菩薩です。...
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地蔵菩薩 - 天文4年宝永地震溺死者の三十三回忌に建てる
[ 高知県須崎市青木町 ]此処は、前々回に御紹介した、須崎市の津野神社(孝山寺跡)ナガですが、神社入口の鳥居脇右側に写真のような、こんまい(ちいさな)祠があり、中にお地蔵さんがお祀りされちょります。お堂の柱にゃ、下記のように書かれちょります。(向かって右側) 宝永四年(1707)十月四日の大変の溺死者(向かって左側) 三十三回忌追福天文四年(1739)建立 つまり、宝永四年(1707)十月四日の大変とは「宝永の大地震...
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宗圓寺 - 土佐七福神霊場・毘沙門天を祀る、また縁切り寺としても有名
[ 高知県南国市岡豊町滝本 ]岡豊町滝本にある毘沙門山 龍王院 宗円寺さんは、土佐七福神の一つ「毘沙門天」を祀るお寺さんです。何でも、毘沙門天の総本山・信貴山の高知別院じゃそうです。山門をくぐって正面に見えるのは、白龍観世音菩薩像と開山堂ながです。白龍観世音菩薩さんは、福徳財運,豊農豊漁などの御利益があるそうです。開山堂は、龍王院の開山住職の生前葬を営んだ際の石棺を安置しちょります。 入って右手奥に見え...
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細勝寺 - 土佐西国三十三観音霊場第14番
[ 高知県南国市田村字天王乙 ]高知龍馬空港の北、高知東部自動車道の直ぐ南側にあります、日蓮宗の天高山 細勝寺(さいしょうじ)というお寺さん。 土佐西国三十三観音霊場第14番霊場になるがです。御本尊は聖観音菩薩です。 田村城の南西部には、4代目細川勝益が初代頼益の冥福を祈って、文亀元年(1501)に建てた桂昌寺という菩提寺がありました細勝寺という名は、江戸時代に桂昌の名が、徳川5代将軍綱吉の母である桂昌院と同じ...
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高殿観音堂跡 - 土佐西国三十三観音霊場第27番は何処へ
[ 高知県土佐市高岡町甲 ]写真は本年平成28年(2016)8月31日に撮影しちょりますが、この時点で既にあったであろうお堂は取り壊されちょりました。老朽化による取り壊しでしょうか、それとも改築するのかなと思いながら、痕跡だけでもと思って撮影した写真ですが、草の伸び具合からしても、かなり時間が立っているようにも見受けられました。ただ、現時点でもMapFan地図には「高殿観音堂」と表示されちょりますき、場所は間違って...
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加納院團子堂 - 幕末の観音堂は廃寺になり、後に此処に移り再建
[ 高知県高知市上町五丁目 ]今回は、前回の記事「龍馬居眠りの堤」の説明板の設置されちょります観音堂を、鏡川左岸の堤から見た境内の秋の風情です。 正式ににゃ、新月橋加納院團子堂です。以前のお堂が老朽化したために、新しいお堂は入り口側の道路を向いた、北向きに建て替えられちょります。 この観音堂は、土佐西国三十三観音霊場・第33番にもなっちょりまして、御本尊は、十一面観音菩薩がお祀りされちょります。 建て替...
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ひだる地蔵 - 妖怪・ひだるが付くと腹が減って腹が減って・・・・・
[ 高知県吾川郡いの町枝川 ]高知県道386号朝倉伊野線の、いの町と高知市との境にある咥内坂の峠付近に道路をまたぐように高知道の陸橋が架かちょりますが、その北側の旧道に、こんまい祠とお地蔵さんが祀られちょります。 お地蔵さんや民話と言えば市原麟一郎氏と思い、何ぞ書かれた物はないかと思い調べてみたら、やはり氏の書籍にありました。氏によると、このお地蔵さんは「ひだる地蔵」じゃとあります。「ひだる」とは、ひも...
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梅見地蔵 - 首から上の病気に御利益があると言い伝えられちょります
[ 高知県高知市一宮しなね2丁目・善楽寺境内 ]梅見地蔵さんは、土佐一之宮・土佐神社の東隣にある四国霊場第30番札所・善楽寺の境内にあります。梅見地蔵文化十三年(1816)に作られた、このお地蔵様は首から上の病気に利益があると言い伝えられており脳の病気(ぼけ・ノイローゼ) 目、耳、鼻、また試験合格、学問向上を願う方々でお詣りが絶えません。以前は、大師堂梅の木の下にあり、梅の花を仰ぎ見る姿であったことから「梅...
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猫塚 - 赤い涎かけから猫が覗きよりますぞね
[ 高知県高知市春野町 ]高知市春野町の四国霊場第34番札所・種間寺に一言地蔵さんが参拝者の願いを叶えるべく佇んじょりますが、その左下に猫塚があります。一言地蔵とミニ八十八ヶ所 - 四国霊場第34番札所・種間寺 2016-05-01線彫りされた一匹の猫が、赤い涎かけから恥ずかしそうに、こっちを覗きよります。「木を見て森を見ず」じゃないけんど、パット目に付く大きな一言地蔵さんに気付いても、足元の小さな地蔵さんの細部ま...
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良峯寺 - 土佐西国三十三観音霊場第28番
[ 高知県吾川郡いの町八田 ]ちょっと薄暗い石段の先に、観音堂があります。土佐西国三十三観音霊場第28番霊場光明山 良峯寺 御本尊 十一面観音菩薩...
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薬師如来堂 - 吉良城傍でここに栄えた吉良氏の栄枯盛衰を見届ける
[ 高知県高知市春野町弘岡上 ] 薬師如来堂ご本尊は薬師如来。須弥山の東方の浄瑠璃世界の教主たる仏。医王仙、医王善逝ともいう。人間のあらゆる病気を治癒し寿命をのばすのを本願とする仏として信仰される。その起源、発達は明らかではないが中国の劉僧代(5世記)に日本では仏教伝来当初からさかんに信仰された。とくに我が国では、皇族の無事を祈って薬師像をまつる多くの寺院が建立され民間では今も広く信仰されている。一...